自主的に勉強する
世の中では幼い頃から親主導で勉強をやらせると、勉強嫌いになるとか、自主性が育たないと言われる方は多いです。
だけど、息子の様子を見ていると、全くそうは感じません。
以前から、息子は、私が風邪や体調不良で寝込んでしまった時は、自分なりに、スマイルゼミを使って学習したり、習い事の練習をしたりしていました。
幼少期から当たり前のように勉強する習慣をつけてきた息子は、私が見ていなくても、最低限の勉強には自主的に取り組めるようになっていると感じます。
体調不良
少し前に、私は夕方から気分が悪くなり、早めに息子の夕食を用意したあとは寝込んでしまいました。
夫は、その日は、たまたま出張で自宅にいませんでした。
早朝に目が覚めると、息子が白紙の紙に自分で線を引いて、予習シリーズの演習問題を解いたあとがありました。
私は普段息子に予習シリーズの演習問題をやらせる時は、必ずコピーをとって、直接書き込めるようにしています。
だけど、私が寝てしまったあとに、プリントがないと困った息子は、計算のために置いてあった白紙の用紙に、自分でページ数と問題番号を書いて、式と答えを書いていました。
ノートの書き方などは、まだ教えていなかったので、かなり歪な形に線がひかれて区切られていました。
ただ、その試行錯誤の跡には、寝ている母親を起こして聞くのではなく、自分で出来ることを考えてやろうという意欲が見られました。
ちなみに、少し勉強したあとに、用意されたご飯を食べてキッチンに食器を下げ、勉強の続きをしてから、お風呂に入って、パジャマに着替えて、髪を乾かし歯磨きをして寝たそうです。
普段は私が多少手伝うこともありますが、もう私がいなくても、息子は1人で何でも、やれるようになってきているのだなと感じました。
自主性を育てる
一般的に、親が過保護や過干渉に育てると子供の自主性は育てられないと言われますが、子供の自主性こそ親主導で育てやすいと私は実感しています。
特に低学年ぐらいまでの幼い子供ほど、その傾向は顕著だと思います。
毎日当たり前にやる習慣を作り、できたら褒めるを繰り返せば、子供の中でそれは当たり前の行動として定着しやすいです。
毎日の勉強習慣がない子が、親が寝込んでいる時に自主的に勉強することは難しいと思います。
ゲームの習慣がある子はゲームをし、YouTubeを見る習慣のある子はYouTubeを見るでしょう。
だけど毎日当たり前に勉強してきた子は、どうやって親に頼らずに、自力で勉強できるかを考えられるのではないでしょうか。
だから幼児期こそ、科学的な統計もない耳障りの良い話には流されないで欲しいなと思います。
最初は大変でも、幼い頃にしっかり親が教えて良い習慣を作っていれば、後の子育てはぐんと楽になることもあると思います。
そして幼い頃に身につけた良い習慣は、子供自身のためにもなると私は思います。
幼児期に毎日ゲームしたり動画を見て過ごすのか、きちんと毎日の勉強の習慣をつけておくのかで、子供のその後も変わってくると思います。
「幼い頃に母親と勉強すると学力が伸びる」でも書いたように、イギリスの調査結果では母親と幼い頃に勉強している子は、その後も認知能力を伸ばしやすいようです。
また「自主性を重視しすぎると自主性が育たない」でも書いたように、ある園では、子供任せにするクラスより、先生が手伝ってあげたクラスのほうが、後々子供達は自主的に動けるようになっています。
息子を見ていても、そう実感することは本当に多いです。
幼い頃ほど、多少過干渉気味であったとしても、きちんと手をかけて、時には多少厳しくやり方を教えて、良い習慣をつけてあげて欲しいと思います。