答えの丸写し
よく子供に家庭学習の範囲を指定してやっておくように言ったら、答えを丸写ししていたという話を聞きます。
でもこれは、まだ幼い児童の心理としては、当然なのではないかとも思います。
大人だって、誘惑に負けることは多いです。
例えばダイエットしようと思っていても、知人がケーキを持ってきて遊びに来たら断りにくいはずです。
子供だって、我慢したい気持ちがあっても、手が届く場所に答えがあって、早く一緒に遊びに行こうという友達がいれば誘惑に負けてしまうのは当然だと思います。
子供が1人
自宅に親御さんや祖父母などが一緒にいられる場合は、解答を管理する必要性はないと思います。
見ていてくれる人がいるのであれば、子供がカンニングする可能性は低いでしょう。
だけど、家に1人で子供がいる場合、誘惑に打ち勝つのは容易ではないと思います。
問題集と答え
もし子供1人で勉強しなければならないなら、問題集と解答の冊子が別になっている本をおすすめします。
これなら答えだけ親が家から持ち出したり、絶対取り出せない場所に置いておくこともできます。
問題と答えが1冊になっている場合は、問題だけコピーして渡しておくとよいと思います。
問題集は親御さんがお子さんの手の届かない場所に隠しておくと良いでしょう。
子供が悪い
確かにカンニングするのは子供が悪いです。
だけど子供の手の届くところに答えがあるのは、子供にとっても辛い状況です。
その状況を作り出してしまった親にも半分の責任はあるのではないでしょうか。
ダイエット中の友達の前にケーキを差し出すのは悪気はなくても、相手を誘惑する行為になります。
だから子供1人で勉強させるのなら、答えは必ず子供が見つけられない場所に隠したほうが良いと思います。
子供は大人よりも未熟だからこそ、大人が子供の行動を、ある程度制限してあげるべきだと私は思います。