算数苦手
先日、息子から「勉強教えてくれてありがとう」と言われました。
最近、だんだんと息子の学習内容が難しくなってきて、幼稚園時代のように、さっと教えることができない問題も増えてきました。
必死で解説を読んで教える私を見て、息子は何かを感じ取ったようで「お母さんって、もしかして算数がものすごく得意ってわけじゃないの?」と聞いてきました。
私は正直に「お母さんは、どちらかというと算数が苦手なんだよ」と答えました。
息子は少し驚いていました。
幼児期は解説を見なくてもさっと教えられる問題が多かったので、息子には、私が算数が得意なように見えていたのだと思います。
苦手な算数の解説を読みながら必死で教えている私の姿を見て、息子は感謝の気持ちを抱いたようです。
自分ごと
息子が、親は自分のために勉強を教えてくれていると感じてくれたことは、純粋に嬉しかったです。
少しずつですが、息子の中で勉強は親のためではなく、自分のためにやるものだという意識が育ってきているのではないかと感じます。
幼い子供は自分の将来の姿なんて想像できないし、親のために勉強するのは仕方ないと思う方もいます。
確かに幼い子供が自分の将来のために勉強するのは、難しいことかもしれません。
だけど子供がずっとそのままの意識でいるのは、あまり良くない気がしています。
「勉強の大切さを教える時期」にも書きましたが、勉強の大切さや、勉強は自分のためにするものだということは、早くから教えていったほうが良いと私は思います。
世の中には、幼い子供にお金のことや社会のしくみを教えるのを躊躇する人も多いと感じます。
でも本当のことは幼い子供にも、わかりやすく伝えていくほうが良いのではないでしょうか。
勉強させるための嘘
たまに幼い子供に勉強させるために嘘をつく方もいるようですが、それは良くないと思います。
例えば勉強すれば魔法使いや王様になれるというような嘘をついていると、嘘がばれた時に親は子供からの信頼をなくします。
そして子供は、親は嘘をついてまで自分に勉強させたいのだと感じるでしょう。
そうなると自分のために勉強するという意識から、どんどん遠ざかり、親にやらされているという意識が根付いてしまう気がします。
意識付け
子供が自分のために勉強すると思えるようになるためには、幼い頃からの繰り返しの意識付けが大切だと感じています。
勉強や学歴が全てだという教え方はよくないですが、卒業する大学や学部によって選べる会社や職業が変わってくるのは事実です。
そういった話は幼い子供にしても良いと私は考えています。
性教育と同じで、まだ小さいからと変に隠したり、ごまかすのは良くない気がします。
きちんと教えれば幼い子は幼いなりに、自分で何かを感じとるし、自分なりに理解するのではないでしょうか。
受験を自分ごとにするためにも、幼い頃から少しずつ勉強の大切さは教えていったほうが良いと思います。