体験
小学校受験は中学受験よりも、日常の体験が大切だと言われています。
ただ受験結果を見ていると、あまりそうは感じません。
自分の周りとネット上で見かけた狭い範囲の話ですが、体験中心で詰め込まずに過ごしていた家庭よりも、直前までペーパー数百枚やってる家庭や、子供を厳しくしつけているような家庭のほうが、難関校に合格している印象を受けました。
ペーパーの枚数がどうかという問題ではなく、親子共に最後まで全力でやりきった家庭が合格をつかみ取っていると感じました。
また、あまり大きな番狂わせはないと感じました。
遅くからはじめて、ゆるくやり難関校に合格したみたいな話は、あまり聞きません。
全落ちした人は、本当に行かせたい学校以外受けないという方も多く、最初から最後まで高い目標を掲げている家庭が多い印象でした。
逆にご縁をいただいてる家庭は、子供の能力を冷静に判断し、背伸びしすぎない受験をされている家庭が多かったように思います。
ちなみに我が家は、小学校受験には挑戦せず中学受験の道を選びました。
詳しい理由は「小学校受験か中学受験か」に書いています。
優秀児の話
育児本などでは、よく体験や子供の主体性を重視した子育てが良いと語られることが多いですが、それは優秀児の話だと思います。
優秀な子は日常の体験から自然と学べるし、子供の主体性に任せても正しい判断ができるのでしょう。
ただ普通の子に同じ教育をすると、けじめがなく、面倒なことからは逃げて、自分が楽しいと思うことだけをしたがる子に育ってしまうこともあると思います。
だから普通の子ほど、親がきちんと導いてあげることこが大切だと感じます。
親の冷静さ
小学校受験は中学受験よりも番狂わせが多いと思われている方もいると思います。
だけど、それは普段出来ない子が受かるという番狂わせではなく、普段は出来ている子が当日できなかったり、親に問題があって不合格になるといった番狂わせが大半だと感じます。
普段から落ち着きがなくペーパーもできない子が難関校に合格するといった番狂わせは、かなりのレアケースだと思います。
だから親が冷静に子供の能力を見て、志望校を考えることは大切だと思います。
中学受験も小学校受験も、親が冷静に子供の能力を見ることは重要だと感じています。