医者
最近は海外志向も高まり、以前ほどではなくなった気がしていますが、それでもまだまだ子供を医者にしたいと思う親御さんは多いと感じます。
だけど、子供が実際に医者になるのはとても狭き門です。
幼児期や低学年の頃は親が上手く話して導けば、子供はその職業を目指すこともあると思います。
ただ、叶えることの難しい夢を親が決めてしまうのは、少し違和感があります。
どうしても継がなければいけない病院等がある場合は、家の事情もあるのでしょうが、医師と全く関係ない家庭が、まだ幼い子供を医師にすることを決めるのは違う気がしています。
メリット
医者になれば、それなりの年収も得られるでしょうし、結婚に困ることもありません。
女性の場合は、産後に復帰しやすいというメリットもあり、大変魅力的な職業だと思います。
ただ、やはりまだ自分の意思がはっきりと決まっている可能性が低く、子供の能力もわからないような幼児や低学年のうちに、親が医者をすすめるのはよくないのではないでしょうか。
子供が高校生ぐらいになって自分で目指したいと言うなら、良いと思いますが、幼い子の親が、子供を医者にしたいと思わせるのは違うと思います。
幼い子供にはわからなでそうが、その夢は簡単に叶うような夢ではありません。
佐藤ママ
佐藤ママのお子さんは3人とも東大理3ですが、佐藤ママの子育ての目標は子供の自立だったと記憶しています。
ただ、東大や医学部を目指す子供達が多い進学校の環境にいると、どうしてもその影響を受けやすいのだと思います。
子供が周りの影響を受け、自分でもよく考えてみた上で、医学部という道を選ぶなら、それは別に問題ないと思います。
興味
息子は大学付属志望なので、今のところ医者に全く興味がありません。
ちなみに、親の私もあまり興味がありません。
息子は昔から血や切り傷を見るのが苦手でした。
それは、たぶん私からの遺伝で、私も昔からスプラッタやホラーがとても苦手でした。
だから息子が解剖実習を受けられるとは、とても思えません。
また、無事、自習を終えても一生トラウマを抱える可能性もあります。
そう思うと、むしろ医者は息子には合わないのではないかと思います。
それに、専門の科によっては重労働だし、患者に逆恨みされることもあります。
だから、我が家は、お医者さんになるって大変だねと、逆に無意識に医者から遠ざけてしまっています。
それでも、本人が医者になりたいと言ったら、偏差値が足りてる場合は、応援しようと思います。