子供の作品に飾りは不要か | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

子供の作品に飾りは不要か

幼稚園時代

幼稚園時代、息子は色々なものを、自然の中で拾い集めて、それを使って工作をしたりもしていました。

ですが、その出来はお世辞にも素晴らしいものとは言えず、はっきり言って「なんだろうこれ?」とほぼ毎回思ってました。

息子に正解を聞いても、その正解と見た目は程遠いと感じました。

それでも息子の中では、息子の作品は〇〇に見えていたのだと思います。

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先生の愚痴

少し前に、小学校の先生がネットで愚痴られているのを見かけました。

最近の子供は、何かを作る時キラキラしたシールやビーズをもってきて、それらしく可愛く仕上げてしまう。

だけど、もっと子供らしく、その辺に落ちている自然ものものを使って、想像力を使って作って欲しいとおっしゃってました。

息子の作品は、まさにそのような作品だったと思います。

でも、小学校低学年の今、あの作品を作っていたら、きっと周りの友達にばかにされていたのではないかと思います。

息子の幼稚園時代は本当に優しい友達ばかりで、下手でも息子の作品をけなす子は周りにいませんでした。

だけど小学校に入って、クラスメイトの人数も増えて、少しいじわるなことを言う子も出てくるようになりました。

そんな中で、息子のような器用でない子が、自然のものだけで作品を作っていたら、きっとバカにする子もいたのではないでしょうか。

飾り

その先生は自然のものにこだわるわりに、お手紙には、どういう物を持たせて欲しいか詳しく書いてらっしゃらなかったようです。

また、自然のものだけで作れというのなら、素材集めから一緒にしたり、不器用な子には少し教えてあげることも、必要ではないでしょうか?

息子は幼稚園時代のイベントでお店屋さんをして、自分の物だけ売れ残り、落ち込んでいたこともありました。

それも良い経験でしたが、人が欲しいと思う上で、どういうことが大切なのかを、もう少し教えておくべきだったと思います。

確かに、欲しいと思う子がいないのも頷ける商品でしたが、例えば目玉シールをつけたり、ビーズをはりつけたりすれば、欲しいと思う子もいたのではないでしょうか。

学校や幼稚園で作る物が、はっきりとわかっていれば家庭で一緒に練習したりもでききますが、事前に何を作るかわからないことも多いです。

何でもありはダメだと思いますが、きちんと決めたルールの中で、不器用な子が飾りを使い、見た目を華やかに見せるのは、そこまで悪いことだとは思えません。

創造力

近年、子供の創造力を育てたいと思う大人は多いと感じます。

だけど、創造力は、子供に好き放題やらせて育つものではないと、子供達を見ていて感じます。

新しい物をつくるためには、今ある物を知ったり、多数の物を利用して、かけ合わせて使うことを、考える力も必要だと思います。

子供は子供らしく、自然のものしか使ってはいけないなんて、逆に不自然だし、子供を子供という殻に閉じ込めているように感じます。

だからルールの中で、使いたいものを選んで、くみ合わせて使うことも良いと思います。

そんな中で、友達とパーツを交換したりすれば、コミュニケーション能力も育つのではないでしょうか。

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