息子と美術館 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

息子と美術館

息子と美術館

息子が私とはじめて美術館に行ったのは3歳の時でした。

小さい子に絵なんて見せてもわからないと思う方もいるかもしれませんが、私は小さな子供でも、子供なりの視点で絵を見ることができると考えています。

息子も生まれてはじめて行った美術館で、自分の好きな絵を見つけました。

その時から、息子はある画家が好きです。

今でも、その画家の絵が展示される企画展には毎回行きたがります。

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覚えてる

今年も息子と美術館の企画展に行きました。

その企画展では、息子が初めて美術館に行った時に展示されていた絵画も何点か展示されていました。

驚いたのは、息子が昔見た絵画を覚えていたことです。

小学1年生の息子にとっての3年というのは、とても長い期間です。

それでも覚えていたのは、はじめて行った美術館で見た絵が、息子の中で強く印象に残っていたのだと思います。

絵を欲しがる

企画展を見たあとは、毎回ミュージアムショップに立ち寄りお土産を買っています。

今回はミュージアムショップの向かいに、複製画を販売するスペースが設けられていました。

最新の複製画の技術は素晴らしく、油絵の凹凸がかなり忠実に再現されていました。

遠くから見ると、かなり本物に近い印象を受けました。

それを見た息子は、どうしても絵が欲しいと言い出しました。

ある程度忠実に再現されている大きな絵は7万円ほどします。

それより少し小さくて、再現度の低い絵でも1万円近くします。

息子は前回の検定合格のごほうびの権利をまだ使っていなかったので、その権利を使って1万円の絵を購入するか、真剣に考えだしました。

ごほうびについては「勉強のごほうび」に詳しく書いています。

ただ美術館に行くたびに絵を購入して壁に飾れと言われても困るし、大きな絵は額付きだと、かさばるので収納も大変です。

だから今回は必死で息子を説得しました。

ミュージアムショップで卓上に飾れる額入りの2000円ほどの絵が売られていたので、息子にはそちらを強くすすめました。

息子としても、ごほうびの権利は残しておきたかったようで、15分近く悩み続けた結果、最終的には卓上サイズの絵を選びました。

息子には、本当に絵が欲しかったら頑張って7万円貯めて、いつか再現度の高いほうの絵を買おうと言いました。

たぶん息子が7万円を貯めることは難しいと思いますが、いつか本当に7万円を貯めて息子が絵を買いたいと言ったら、その時は息子の意見を尊重しようと思います。

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