算数の単元はつながっている
息子の算数を教えていて強く感じるのは算数の単元はそれぞれがつながっていて、どんどん上に積み上がっていくということです。
これは当たり前のことですが、世の中にはその重要性があまり広まっていないような気がします。
例えば算数でつまずいた場合、できるところまで戻るのがセオリーだと言われています。
基礎工事ができていない状況で上に何かを積むことは難しいからです。
だけど基礎をなおしている間にも、どんどん上から新しい物が積まれます。
そこで焦ってしまう人は多いのではないでしょうか。
なぜなら基礎をなおしていたら新しい物を積み上げる時間がなくなってしまうからです。
つまり基礎をなおしたくても、新たに積む物がどんどん増えて基礎を作りなおす時間がないという状況です。
なるべくそうならないようにするためにも、私は息子の先取学習を進めています。
基礎は大事
私は息子の先取学習を進めていますが、基礎を軽んじてはいません。
わからない時は絵を描き物を使い、あの手この手で息子に基礎から教えなおしています。
一度理解して解けるようになっても数カ月たつと忘れていることも多いので、その度にまた絵を描き物を使い基礎から教えています。
また息子が前にできていなかった問題を解けている時は息子に解き方を説明させています。
まぐれではなく基本的な考え方が正しく理解できているかを時々確認しています。
そうやって繰り返しやることで、やっと基礎が少しづつ定着していくと感じています。
繰り返しやることで基礎力がつく
学年どおりの学習内容なら、すっと頭の中に入ることもあるのかもしれません。
だけど学年どおりの学習内容でも、理解できないという子は一定数います。
私は息子を普通の子だと思っていますが、もしかしたら普通の子よりも少し理解の遅い子の可能性もあると思っています。
でも理解の遅い子でも何度もやっていれば、そのうち少しずつ理屈が頭に入ってくると思います。
何度も間違えている分数の大小の問題も、前回は分子と分母の関係を逆に考えてしまいましたが、それでも分数の原理は説明できるようになっていました。
詳しくは「分数の理解度」に書いてます。
どんなに手間がかかっても、普通の子には何度も何度も教え続けていくしかないと思います。
でも、その努力は息子の中で基礎力となって残っていくと信じています。
普通の子ほど先取で基礎力を鍛える
優秀なら子なら1回で理解できる基本的なことも、普通の子や理解の遅い子には難しい場合もあります。
一部の優秀な子以外は基礎を積み上げるのにも時間がかかります。
だから基礎の土台となる部分を、先に先取学習で作っておいてあげたほうが良いと私は思っています。
家庭学習で習ったことが塾で出てきて、さらに学校で出てくる。
普通の子こそ、そうやって何度も繰り返して取り組むほうが基礎力も上がっていくと思います。