東大生の幼児期の机上の勉強
以前、「東大生の就学前の先取事情」で東大生の幼児期の先取事情についても書きましたが、その時に参考にした記事に中に、東大生が幼児期にドリルやワークなどの机上の学習をどの程度していたのかについても書かれていました。
その記事は「プレジデントベイビー 0歳からの知育大百科 2019完全保存版」から抜粋された内容で、ネット上でも読むことができました。
その記事によると、東大生の中で未就学児の頃にほとんど毎日やらせていた家庭は21.7%で、逆に全くドリルをやらせていなかった家庭は23.3%だったそうです。
つまり東大生家庭の7割以上が、毎日ではなくても、幼児期に何かしらのドリルやワークをやらせていたということになります。
認知能力を伸ばすために
「幼い頃に母親と勉強すると学力が伸びる」でも書きましたが、イギリスの調査では、母親が子供の勉強に時間を使うと、子どもの認知能力を高めることが明らかになっているそうです。
さらに子供の年齢が幼いほど時間投資の効果が高く、幼い頃に勉強の時間投資を十分に受けると、年齢を重ねてからも認知能力をさらに伸ばす助けになるそうです。
先程のアンケート結果や、この調査結果を見ても、認知能力を伸ばすためには、幼い頃から少しずつ勉強していくほうが良いのではないでしょうか。
机上の勉強
日本には、幼い子は机上の勉強なんてせずに、のびのびと遊んだほうが優秀になると考えてられる方も多いと感じます。
だけど、実際のデータを見て見てみると、机上の勉強も、幼児期の遊びと同じぐらい大切だと感じます。
幼稚園に通っている子の場合は、降園後にもたくさん時間があると思いますし、自由保育の園なら、園の中でも毎日たくさん遊べます。
だから、子供に多少勉強させたところで、子供の遊びの時間やぼーっとする時間が全くなくなることはありません。
もし子供の認知能力を伸ばしたいと考えているのであれば、幼児期から少しずつドリルやワークなどの勉強も進めておいたほうが良いと私は思います。
また、毎日学習する習慣は「非認知能力の真実(個人的見解)」でも書いたような、自制心や忍耐力などの非認知能力を伸ばす上でも有効だと思います。