受験勉強の期間は長いほうが良いと思う理由 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

受験勉強の期間は長いほうが良いと思う理由

受験勉強

たまに受験勉強する期間は短いほうが良いとおっしゃる方もいますが、私の考えは逆で、早くから徐々にやっていくのが良いと考えています。

以前、ある番組で教育虐待が取り上げられていたそうです。

リアルタイムの放送は見逃してしまったのですが、その後、番組の後半の再現映像の一部をネットで見ることができました。

教育虐待をしていたとされる母親は、中学校の三者面談の際に、地域で一番の進学校に合格するのは難しいと先生に言われたことでスイッチが入ったそうです。

そして、その日から子供につきっきりで、朝8時から寝るまで勉強させ続けたそうです。

その結果、希望する進学校には合格できたものの、入学後に学校の勉強の進度についていけず、子供は不登校になってしまいました。

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急な負荷

三者面談で無理と言われてスイッチが入ったということは、それまで親は子供の学力を把握していなかったのではないでしょうか。

それなのに進学校に受からないと知ると、焦って急に子供に大量の負荷をかける。

だけど進学後、落ちこぼれたということは、親も合格がゴールになってしまい、受験後はまた子供の手を離してしまったのではないでしょうか。

前に「遅くから中学受験をはじめても問題は出る」で書いた家庭も似ていて、最初は中学受験させる気がなかったのに、5年生で思い直し子供に急な負荷をかけています。

子供は第三志望に合格できましたが、結局、学校の勉強についていけず公立に転校しています。

佐藤ママ

佐藤ママは、お子さんが小さい頃から公文に通わせて、それなりの負荷をかけています。

幼い頃から当たり前のように勉強させられて、その負荷が普通のものとなっている子のほうが、燃え尽き症候群のような状況にはなりにくいのではないかと私は考えています。

また幼い頃から継続的に学習する習慣がついているので、合格後も学習を続けやすいのではないのでしょうか。

ちなみに東大生は他の家庭と比べて、幼少期に幼児教室に通っていた割合や、計算ゲームをして遊んでいた割合が高いそうです。

東大生の親御さんは幼少期から子供の教育に熱心な方が、一般家庭よりも多いのではないかと思います。

逆に幼少期は子供の勉強に関心のなかった親が、ある時を境に過剰な負荷をかけ、合格後に急に手を離すようなことをすると、勉強についていけずに不登校や深海魚などの問題にもつながりやすいのではないかと感じます。

合格がゴール

個人的に負荷は段階的にかけていくことが大切だと感じています。

誰だって、ある時から急に大きな負荷をかけられれば、精神的に辛くなります。

そして受験の目的が、その辛さから開放されることになってしまいやすいのではないでしょうか。

つまり受験の合格がゴールになってしまいやすく、その先も努力を続けることが難しくなってしまう危険性があると感じています。

幼児期

幼児に何時間も勉強させるのは教育虐待だという人もいます。

だけど、幼児期から継続的にやっていたほうが、将来の子供の精神的な負荷は少ないのではないかと私は考えています。

もちろん子供によって差はあるので、子供の様子を見ながら学習量や学習内容を決めることは大切だと思います。

ただ、個人的には遅くから急に大量の負荷をかけるほうが、後々子供に問題が出そうな気がしています。

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