サピックス募集停止校舎激減 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

サピックス募集停止校舎激減

疑問

昨年、低学年がことごとく募集停止していたサピックスですが、数カ月前にサピックスのホームページを見た時には、どの学年も一部の校舎を除いて空きがあり、ネット上でも疑問を持たれている方が複数いらっしゃいました。

私も気になっていて、数カ月おきに募集停止校舎を確認していたのですが、少し前に検索してみたところ、以前まで表示されていたサピックスの募集停止校舎の一覧ページが、検索にヒットしなくなっていました。

これは本格的にサピックス全体の募集停止校舎が減ったから、一覧ページが削除されたということなのでしょうか?

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原因

サピックスの受け入れ体制が大幅に改善した原因について考えられるのは、サピックスが需要に合わせて入塾枠を拡大したか、もしくは需要が減っているかのどちらかだと思います。

今年の3月に行われた息子の新2年生組み分けテストの受験人数は2253名となっています。

試しに他の学年もネットで調べてみたのですがなかなか見つからず、見つかったデータが2017年の新2年生組み分けテストの1089名と、2021年の新2年生組み分けテストの2159名という数値でした。

新2年生の組み分けテストの受験者数を見る限り、2017年からは大幅に人数を増やしているので、低学年の募集枠はかなり拡大している印象を受けます。

ちなみに組み分けテストのひとつ前の小1の1月度確認テストの人数差を比べても、やはり2017年の人数と今年の人数では倍ぐらいの差があります。

だから、ここ5~6年の間に、需要に合わせて募集枠が拡大している可能性は高いと思います。

ただ、最近は低学年の通塾に対する批判も徐々に高まってきています。

低学年の通塾はかえってマイナスになるという印象を植え付けるような記事も多く、需要が減ってきている可能性も高いと感じています。

低学年からの通塾

小1からサピックスに通うメリットとデメリット」にも書いていますが、低学年からの通塾にはメリットもデメリットもあると感じます。

ただ、私が感じるデメリットは中学受験の専門家の方達が言われるようなデメリットとは少し違います。

中学受験の専門家と言われる方達は、低学年から通塾すると、親が偏差値に振り回され、子供は宿題に追われ、家庭内の諍いが増え、勉強嫌いになることがデメリットだと言われます。

ただ私の印象では、小4から入塾させた家庭のほうが偏差値に振り回されたり、親子間の諍いが多い気がしています。

特に低学年の頃に家庭学習も先取りもせずに遊んで過ごし、小4から入塾した子は本当に大変そうです。

専門家の先生は優秀な子供達を見て、低学年の頃は遊ばせて体験から学ばせろとおっしゃいます。

だけど予習シリーズを進める中で、中学受験は、普通の子にとって、そんなに甘いものではないと痛感しています。

普通の子が先取りなしで中学受験の勉強についていくためには、小4から急な負荷をかける必要があると感じます。

いきなり大きな負荷をかけられるのは、子供もしんどいし、潰れてしまう可能性も高いです。

だからずっと遊んで過ごさせるぐらいなら、私は通塾させたほうが、段階的に負荷をかけられるので良いと思います。

ただしサピックス1年生はものすごく負荷が軽いので、プラスアルファで計算練習などは、家庭でしっかりやっておく必要があると感じます。

募集停止校舎の一覧

最近、サピックスのページを見直していて、入室テストのお申込みのページの中に、小さな赤い字で注意書きがあり、その中に「首都圏の一部校舎では募集を停止しています。最新の募集状況につきましては、こちらをご確認ください。」という文字があるのを見つけました。

そこの「こちら」のリンクから募集停止校舎の一覧にたどり着けるようにです。

もしかしたら、以前からあったものを私が見落としていたのかもしれません。申し訳ありませんでした。

ただ、やはり以前のように「サピックス 募集停止」で検索しても、上位に直接の募集停止校舎の一覧ページへのリンクが表示されることはないようです。

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