強盗事件
少し前に、集団強盗事件でかけ子をしていた1人の女性が逮捕されました。
彼女のお父さんは教師で、厳格な家庭に育ち中学はソフトテニス部に所属して明るい子だったようです。
でも中学の途中で不良グループに加わるようになり、高校を中退して歯車が狂い出したようです。
その後は上京して、キャバクラで働くようになったそうです。
類似のケース
かなり前に、強盗事件で逮捕された女性の話と似たケースの記事を読んだことがあります。
うろ覚えなので、多少、元の記事とは違っている部分もあるかもしれませんが、ご了承ください。
その女性は厳格な家庭で生まれ育ち、私立小学校に通っていました。
幼少期から毎日のように習い事をしていましたが、周りも同じような子ばかりだったので、それが彼女の中での当たり前になっていて、特に不満もありませんでした。
ですが彼女は付属の高校に上がれずに、別の高校に入学することになります。
すると周りの子で自分と同じような境遇の子は1人もおらず、彼女は自分の家庭がおかしかったのだと感じるようになります。
その後、彼女は親に反発するようになり、彼氏を作って高校を中退し、キャバクラで働くようになったそうです。
常識
常識や普通の価値観は、周りの環境で大きく変わると感じています。
強盗団の女性が、もし私立の進学校に通い、不良に出会うことなく過ごしていたら、犯罪者にならずにすんだかもしれません。
進学校に通う子の常識と、教育困難校に通う子の常識は、大きく違うのではないでしょうか。
小学校や中学校から私立に入れると多様性を知ることができないという批判はよく聞きます。
だけど、その多様性に触れることによって、子供の価値観が、勉強できる子よりも不良のほうがかっこいいとか、自分さえよければ良いという価値観に置きかわってしまう危険性もあります。
そして人を傷つけたり、罪を犯すことへのハードルが下がってしまうこともあると思います。
思春期
幼稚園や小学校の環境もとても大切ですが、中学以降は親よりも周りの環境が子供の常識を決める気がしています。
どんなに親が言い聞かせても、思春期以降は周りの友人のアドバイスを優先してしまいがちです。
悪い環境に身をおけば、そのぶん悪い道に引き込まれる可能性も高くなると思います。
だからこそ、ある程度は家庭環境や親の価値観が近い子が集まりやすい場所に身をおくことも大切だと感じています。
そのためにも、それなりの学力は必要だと思います。
親がレールを敷くのは良くないと批判されても、私は息子が犯罪に関わるような危険な道に足を踏み入れる可能性を少しでも減らしたいと考えています。