学校のルールに対する温度差 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

学校のルールに対する温度差

注意書き

以前、小学校のクラスの注意書きのプリントを、ネット上に掲載されている方を見かけたことがあります。

その方は、お子さんのクラスが、あまり良くないクラスなのではないかと心配されるようなコメントをされていました。

私はそれを見た時、確かにこんなことをわざわざ書いて知らせなければいいけないようなクラスでは心配だろうと共感していました。

だけど、その注意書きに対する反応を見ていると、どうやらそうではなかったようです。

>> 息子のプロフィール

当たり前のこと

その方のお子さんは息子よりもひとつ年上のようですが、内容的には小学1年生に向けたものかと思うような当たり前のことが書かれていました。

例えば手をあげて発言するとか、字をマスの中に丁寧に書くとか、姿勢に気をつけるとか、丁寧にそうじをするなどです。

中には先生が書き終えるまでに板書するといった、子供によっては少し難しいと思うような内容もありました。

だけど先生が書き終えて話しだす前に板書が終わっていないと、授業を聞き逃して勉強についていけなくなる可能性があります。

だから決められた時間内に板書することは、やはり大切だと感じます。

批判

その注意書きに対しては、批判的な意見も多く、意見が割れていました。

注意書きの内容を当たり前だと感じる人もいれば、支配的で時代にそぐわないと感じる人もいるようです。

私は、こういった親の考え方の違いが、子供の不登校とつながっているような気がしています。

親が学校ルールについて、当たり前のことだからきちんと守ろうねと子供に話すのと、こんなルールを作る先生では心配だと思うのとでは、子供の学校や先生に対する見方も変わってくると感じます。

昔は今よりも先生は絶対的な存在で、先生の言うことはきちんと聞くようにと、子供に教える親が多かったと思います。

そして、そんな時代と比べて今は不登校が増えています。

親が学校や先生に不信感を持てば、その不信感は子供にも伝わるのではないでしょうか。

不登校

不登校児の親御さんを見ていると、学校のルールに対して批判的な方も多いと感じます。

例えば小1の廊下に貼られてる絵の構図が全て同じであることを気持ち悪いと感じたり、漢字の採点が厳しすぎることや、教えられた計算方法を使わずに不正解にされることに対して不満を持たれているような方は多いです。

子供が学校になじむかどうか以前に、親御さんが子供が学校になじむことを良しとしていないと感じてしまいます。

そういった親御さんの考え方を変えていくことが、子供を不登校にしないための、ひとつの対策になるのではないかと私は考えています。

現代は子供の個性や多様性を大切にしすぎた結果、協調性やルールを守ることが置き去りになりがちな気がしています。

だけど一部の天才を除けば、協調性やルールを守ることこそが、将来的に社会に出る上で大切になるのではないでしょうか。

学校はその練習をするための大切な場所だと思いますし、そのためにも、ある程度は学校のルールを守ることも必要だと思います。

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