低学年からの通塾
よく低学年から塾に通ったり、早いうちから勉強を始めると高学年で息切れするよと言う人がいます。
でも、それって本当に息切れなんでしょうか?
もしも子供が低学年から進学塾に通い、家庭でも必死で勉強し続けた結果、高学年になって子供が「もう疲れたから、中学受験をやめたい」と言えば、息切れの可能性は否定できません。
ただ低学年から塾に通っていた子が、途中でどんどん偏差値が落ちていくのは息切れではなく、ただ内容が難しくなり勉強についていけなくなっただけだと思います。
早期教育しないほうが後で伸びるは当たり前
「早期教育しないほうが後で伸びる」でも書きましたが、そもそも小4まで遊んでいた優秀な子があとで伸びるのは当たり前なんです。
その子達は自分の力を発揮するための努力をしてこなかったのですから、後で努力したら、その分伸びないとおかしいですよね?
だけど、そのような優秀な子は、ごく一部だと思います。
低学年の頃はのびのび遊んだ結果、中学受験の学習内容についていけず、ずっと底辺の子もいます。
それどころか塾に行きたくないとか、勉強したくないと毎日親とバトルしてるような子もいます。
そんな中で、例え低学年の頃より偏差値は下がったとしても、自分なりに頑張って勉強している子供達は息切れなんてしていないと思います。
才能はそれぞれ
子供が持って生まれた才能はそれぞれ違います。
教育関連の話は、その前提を無視しているものも多くあります。
生まれつき優秀な子もいれば、生まれつき人よりも能力が低い子もいます。
早くからはじめても息切れするからといった理由や思い込みで、幼少期や低学年の時間を無駄に過ごすのは、あまりよくないと思います。
幼児期や低学年は勉強なんてさせずに、のびのび遊ばせたいと思うのは別に良いと思います。
ただ、その場合、子供が優秀でなければ、中学受験では他の子よりも出遅れる可能性が高いことを、親はきちんと考えておいたほうが良いと思います。
ちなみに1年生のサピックスは習い事のようなゆるい感じの塾なので、特に1年生から通塾する必要はないと思います。
だけど計算や漢字など、ある程度の先取は優秀なお子さん以外はやっておいたほうが良いと思います。