平和な中学受験とは
世の中には、習い事を続けながら無理せずに、ゆるく中学受験する子もいると聞きます。
だけど、その子供達がどのぐらいの期間で、どのぐらいの偏差値の学校に進学したかまでは、あまり語られることはない気がしています。
以前、家庭教師をされている方が、平和な中学受験についてコメントされているのをネット上で見かけたことがあります。
その方の中で印象に残っている平和な中学受験は、幼稚園から家庭教師だけで合格した子と、小学6年生から家庭教師だけで合格した子だそうです。
合格した中学は、幼稚園から始めたお子さんが日能研の偏差値で45ぐらいの中学で、小学6年生から始めたお子さんが日能研の偏差値で35ぐらいの中学だったそうです。
ちなみに小学6年生のお子さんは、学校の勉強に関しては家庭教師を始める前から完璧な状態だったようです。
偏差値
私は偏差値が全てだとは思っていませんし、子供が努力してつかんだ合格なら、例え偏差値が低い学校でも通わせる価値はあると考えています。
ただ、もし小6から家庭教師だけで合格した子が、幼少期から勉強を頑張り、中学受験塾にもきちんと通っていたら、今より偏差値の高い学校に進学していた可能性が高いのではないでしょうか。
偏差値で学校の全てが決まるわけではないですが、やはり偏差値が低い学校ほど、勉強を頑張れない子や問題をおこす子の割合が高い気がしています。
親の影響以上に周りの友人の影響が大きい中高の6年間を、どのような場所で過ごすかは大切だと思います。
平和な中学受験のために、大切な6年間を過ごす場所を、低い偏差値帯の学校の中からしか選べないことが最良の選択なのか疑問が残ります。
学校選び
私は息子が頑張った結果なら、例え偏差値30台の学校でも通わせるつもりです。
だけど頑張らずに偏差値30台の中学に進学させるのであれば、多少無理してでも息子を頑張らせて、偏差値40台以上の学校に進学させたいと考えています。
特に息子の場合は大学付属を希望しているので、どの中学に進学できるかで、将来の仕事や年収にも差が出る可能性があります。
もちろん偏差値や大学名だけを見るのではなく、息子の性格と校風が合っているかを考えたり、息子の希望を聞いたりして学校を選ぶ予定です。
ただ偏差値が低いとそれだけで選べる学校も限られてしまいます。
より多くの学校の中から行きたい学校を選ぶためには、やはり相応の努力が必要だと感じます。
平和な中学受験にするために
我が家は、なるべく平和な中学受験にするために、幼児期から息子に勉強をさせています。
ただの個人の感想ですが、中学受験で親子が衝突している家庭を見ると、先取りせずに、家庭学習の習慣もつけてこなかったような家庭が多いと感じます。
家庭学習の習慣がついていれば、勉強するしないで親子が衝突する確率は減らせます。
さらに塾の授業や宿題も、あらかじめ基礎がわかっている状態で取り組むほうが、子供の負担は少ないと思います。
逆に学習習慣がついておらず先取りもしていなかった普通の子は、授業を聞いても理解できず、復習も1人ではすすめられないことが多いと感じます。
そこで親が焦って子供を叱ってしまうと、子供がやる気をなくして疲弊するという悪循環に陥いります。
だから早めに始めて基礎部分だけでも理解させておいたり、毎日勉強する習慣をつけておくことで、多少は平和な中学受験にすることができるのではないかと思います。
ただ、それでも大変なのが中学受験だと思っているので、これからも気を引き締めて頑張っていきたいと思います。