回避癖
「回避癖を防ぐことの大切さ」でも書きましたが、子供に回避行動をさせないのは中学受験をする上でも、子供を不登校にさせないためにも大切だと感じます。
世の中には子供が回避行動をとるのを、過保護や過干渉のせいにして、子供を自由にさせてこなかったからだと反省する人もいます。
例えば、子供が難しいことから逃げたがるとか、勉強に対して自主性が感じられないという場合、親が過干渉だったことが原因だと思い込んでしまっているケースもあります。
ただ、そういう方達を見ていると、親が幼い頃から子供の回避行動を許してしまっていることが多いと感じます。
実際には、過干渉どころか、子供に権限を与えすぎているケースも多いのではないでしょうか。
例えば動画を見たり、ゲームしたりするのは勉強後だと事前にルールを決めているにもかかわらず、子供がごねるから、先に10分だけやらせるという親御さんもいます。
だけど、これでは子供側の権限が強すぎると感じます。
こういったことを続けると、子供はごねたら自分の要求が通ったという成功体験を積んでしまい、楽なほうに逃げようとする癖がついてしまうのではないでしょうか。
実際に、約束の10分という時間すらも守れず、その後、勉強せずに親子喧嘩になるようなケースもあります。
だったら最初から動画やゲームは勉強してからというルールを徹底したほうが良いと、私は思います。
過干渉
近年の日本の教育は、過干渉がダメだと言われ過ぎて、本質を見誤っている人も多いと感じます。
個人的に子供の主体性を重んじた子育てで成功するのは、優秀な子だけだと思います。
普通の子供は、面倒なことには挑戦したくないし、自分の楽しいことや面白いことを優先したがるものなのではないでしょうか。
大人でも、そんな時は多々ありますし、幼い子供が目先の欲求に抗うのが難しいのは当然だと思います。
だからこそ親が最後の砦となり、事前に決めた決まりを守らせることを徹底してあげることが重要だと感じます。
子供がごねるからと、事前に決めたルールを破って子供のやりたいことを優先してしまうと、子供はやるべきことを後回しにしてしまう癖がついてしまうのではないでしょうか。
習慣化
普通の子の場合、学習面の自主性を育てるには、とにかくやらせて習慣化するしかないと私は考えています。
人は面倒なことでも習慣化されていることは取り組みやすいです。
習慣化するまでは大変でも、きちんと習慣化できれば、そのあとはぐんと楽になると思います。
だから子供が幼い時ほど徹底して良い習慣をつくっていくことが、大切だと感じています。
幼い子供に勉強させることに後ろめたさを感じる人は、どうしても子供に甘くなってしまいがちです。
だけど、事前に決めたルールを守らせることは重要だと思います。
最初のハードルは低めに設定して、まずは決められたルールを必ず守れるようにしたほうが良いと思います。
そのためにも子供の学習は早くから始めたほうが良いと私は思います。