子育ての間違い | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

子育ての間違い

子育てに間違いはあるのか

前にインターネット上で、カフェで子供に勉強させている親に対する批判的な意見を見かけたことがあります。

批判されている方は、最後に「親はいつか間違いに気づく時が来る」と書かれていました。

だけど、そもそも育児に正解や間違いってあるのでしょうか。

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カフェでの勉強

カフェで子供に勉強させていたお母さんは「わからない時はちゃんと言いなさい」や「なんで泣くの」と、お子さんに言っていたそうです。

確かに人目のあるところで、子供を叱るのは良くないと思います。

ただ、このお母さんは、それほど間違ったことを言っているのでしょうか。

「なんで泣くの」はともかく、わからない時は素直に「わからない」と言うことは大切です。

プライドが高くてわからないことを認められない子や、それで泣いてしまう子もいるので、カフェでやるのは良くなかったと思います。

だけど私には、子供ができないと泣いてしまうから無理させないとか、難しいことはやらせないというのが、正しい育児だとは思えません。

それでは、結局、何かの壁にぶつかった時に逃げ出す子になってしまうと思います。

不登校

批判をされていた方は、お子さんが全員不登校だそうです。

家で勉強させるわけでもなく、生活は昼夜逆転で無制限にゲームをさせて過ごさせているようです。

この方が自分の育児は間違いだったと気づくことは、きっと一生ないでしょう。

もし子供が将来ワーキングプアになって苦しんでも、子供に勉強させなかった自分の子育てが間違っていたと思うのではなく、きっと子供自身の問題だと思われることでしょう。

子供にひたすら寄り添ったり、子供に判断を任せる育児は、それで将来子供が辛い人生を歩んでも、親の責任ではなく子供の自己責任だと考えてしまいがちです。

そして子供も親を責めることができず、自分の責任だと感じてしまうので、余計に辛くなると思います。

正解の判断

前に「不登校が過去最多」でも書きましたが、ずっと不登校だった子が、父親が在宅勤務になり口うるさく注意するようになった結果、自宅のいごこちが悪くなり、普通に登校するようになった例もあります。

子供に無理させるのは良くないと甘やかした結果、何ごとも頑張れずに、少しのことで挫ける子に育つ可能性もあります。

確かにカフェで子供に勉強させて、人目のある場所で叱るようなやり方は、私も反対です。

だけど私の目から見れば、批判してるお母さんのほうが、間違った育児をされているように思えてなりません。

結局、育児の正解や不正解は、誰にも判断できないのではないでしょうか。

もし判断できる基準があるとするなら、将来子供自身が幸せだと思えるかどうかだと思います。

子供が社会に出た時に「今の自分はわりと幸せだ」と思えたのなら、例え親を嫌っていても、その育児は大きく間違ってはいなかったのではないかと私は思います。

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