小さい頃はアニメ絵本
小さい頃から「日本昔ばなしアニメ絵本」と「世界名作アニメ絵本」と「はじめての世界名作えほん」が大好きだった息子ですが、年長の終わり頃から徐々に児童書へ移行しています。
最初はこれらの本の中から数冊を持ち歩いて、移動時間や待ち時間に読んでいましたが、年長の後半には1冊を読み終わる速度がかなり早くなっていました。
そのため遠出する際には、息子はあれもこれもと10冊以上の本を持ち歩いていました。
車移動の時は重くても車に置いておけるので問題ないですが、電車移動の時は息子が自分で持つリュックに入れるので、リュックが重くなり歩くのも大変そうでした。
それなら読むのに時間のかかる本を少なめに持ち歩いたほうが良いと思い、徐々に絵が少なく文章がメインの児童書へ移行していきました。
息子が本を読むようになった経緯や、アニメ絵本の詳細については「読書習慣の身につけ方」に書いています。
児童書への移行は焦らない
年少の頃に息子が公文に出てきた話の続きを読みたいと言ったので、何冊か本を買いました。
その中のひとつが「おしいれのぼうけん」でした。
この本は私の中で絵本と児童書の中間ぐらいの本という位置づけです。
そういう意味で児童書への移行の前段階として、子供が1人で読むのに良い本かなと思います。
全ページに絵はあるし漢字や難しい言葉も出てこないけれど、絵は白黒で文字は少し多めです。
ページ数もそれなりに多く話も長いので、年少の息子が読む速度では1日で読み終わらない本でした。
昔から人気のある絵本ですが、年少の息子が1人で読むには少し難しいと感じる本でした。
そのため年少の頃は数ページづつ私と一緒に読んだり、読み聞かせたりしていました。
年少の頃でも頑張れば自力で読めたと思いますが、読書は頑張ってするものではないと考えているので、おしいれのぼうけんを1人で読むように勧めることはありませんでした。
その結果、年少の頃は、その日のうちに読み終わる「日本昔ばなしアニメ絵本」と「世界名作アニメ絵本」と「はじめての世界名作えほん」ばかりを読んでいました。
私は字が多く長い絵本ではなく、カラフルで絵が多く息子が早く読めるアニメシリーズの絵本を、どんどん買い足していきました。
きっとその頃に字が多く長い絵本を自力で読むように強要していたら、息子にとって読書は義務になっていたと思います。
現在小学1年生の息子は読書が好きで、私が「本を読みなさい」と言わなくても、空き時間によく本を読んでいます。
児童書へ移行することを焦るよりも、まずは読書は楽しいものと思わせることが大切だと思います。
児童書の移行におすすめ!10分で読めるシリーズ
児童書に嫌悪感を持たれると困るので児童書への移行は慎重でした。
年長の後半に「おしいれのぼうけん」がスラスラと読めていることを確認してから、児童書を買い与えました。
最初に読ませてみたのは「10分で読める物語 1年生」です。
この本は字が中心の本ですが1話の物語が短いので無理なく読めます。
幼児は日をまたぐと前日読んだ内容を忘れてしまうこともあるので、最初は一気に読み終えられるこういった本が良いと思います。
このシリーズには物語シリーズ以外にも名作シリーズもあり「10分で読める名作 1年生」も購入しましたがとても良かったです。
この名作シリーズの作品の中から、息子が気に入った話の本を買い足したりしています。
さらに10分で読めるシリーズから伝記も出ているので、こちらも買いました。
息子の知っている偉人も出てきて、思っていたよりも楽しそうに読んでました。
学年が上がるにつれて内容の難易度も上がりますので、児童書への移行期は簡単な1年生向けのものから読み進めると良いと思います。
このシリーズは他の種類も出ていますので、子供の興味がありそうなジャンルの本を探してみてください。
冊数が多いためページの最後のほうにのせておきます。
児童書の移行におすすめ!ノラネコぐんだんシリーズ
ノラネコぐんだんはシリーズ化されていて、子供にとても人気の本です。
私も本を買う前から、その存在だけは知っていました。
グッズなどもたくさん販売されているほど、人気のある作品です。
ただ児童書なので、絵は少なく字も多く物語も幼児や小学1年生にとっては長めです。
読み終わるまでに、それなりの時間が必要になります。
でも細かい章に分かれているので、最後まで読めなくても区切りの良いところまで読めます。
息子は、この本をとても面白そうに夢中で読んでいました。
息子がはじめて「ノラネコぐんだんと海の果ての怪物」を読んだのは電車で遠出をした日でしたが、息子は行きに1回読んだこの本を、帰りにまた夢中で読んでいました。
息子がもっと読みたいと言うので「ノラネコぐんだんと金色の魔法使い」も買いました。
今のところノラネコぐんだんの児童書はこの2冊だけのようです。
ノラネコぐんだんの児童書には最初に以下の文章がのっています。
みなさんへ
この本は、字がいっぱいで、じぶんひとりで読むのはむずかしいと思いますか。
私は、きっと、あなたの力で、最後まで読み通せると思います。
これは長い物語ですが、ひとつひとつの文章は短く、やさしい言葉で書いてあるからです。漢字には、ふりがながふってあります。
もし、わからない言葉や、むずかしいところが出てきたら、わからないままにして、どんどん先へ進んでください。なぜなら、あなたが毎日大きくなっていくあいだに、しぜんわかってくる言葉やことがらだからです。
ノラネコぐんだんと金色の魔法使い
この文章からも児童書の導入向けに作られている本のように感じます。
長めの絵本が読めるようになってきたら、是非読んでほしい1冊です。
ちなみに、ノラネコぐんだんは絵本もたくさん出版されています。
児童書に移行する前にノラネコぐんだんの絵本シリーズで、子供がノラネコぐんだん好きになっていれば児童書にも興味を持ちやすくなると思います。
息子は児童書から読み始めましたが、絵本から入ったほうがスムーズに移行しやすいと思います。
絵本もたくさん出ているので、ページの最後にのせておきます。興味のある方はページの最後をご覧ください。
文章読解プリントの影響
私は息子の児童書への移行がスムーズに進んだ理由の一つに、毎日やっていた文章読解のプリントの影響が多少はあると思っています。
文章読解の問題は読む文章はとても短いですが、簡単な挿絵程度で絵が少ないです。
でも息子は国語の文章読解のプリントの話を、毎日とても楽しみにしていました。
日頃から、文章読解のプリントで少しづつ絵の少ない文字に慣れていたことも、児童書への移行がスムーズにいった理由のひとつではないかと考えています。
余裕があれば、毎日国語の文章読解のプリントを少しづつ取り組んでいくと良いと思います。
息子は一番簡単そうな「>> 小学1年 文章読解 (毎日のドリル)」を年少の終わり頃から始めました。
このドリルは文章が短く問題も簡単なので、文章読解プリントの導入に良いと思います。
中学受験を考えられている方や文章読解の問題が好きそうな子は、その後「ハイレべ100 小学1年 読解力」などを利用して、少し長い文章を読みとれるようにすると良いと思います。
よみとく10分シリーズ
よみとく10分シリーズの本です。
児童書への移行がすんでいるお子さんにも、様々なお話が少しづつ読めるのでおすすめです。
このシリーズの本は1年生から6年生まで出ているので、お子さんの学年や状況に合う本を選ばれると良いと思います。
息子がとても気に行っているので、様子を見ながら今後買い足していく予定です。
ノラネコぐんだんシリーズの絵本
ノラネコぐんだんシリーズの絵本です。
ノラネコぐんだんの児童書に入る前に絵本でノラネコぐんだんを好きになっていれば、児童書も頑張って読もうという気持ちを持ちやすいと思います。
>>ノラネコぐんだん おばけのやま