佐藤ママ
以前SNSで、佐藤ママが子供を東大に合格させた勉強法よりも、親がストイックに子供に勉強させたのに中学以降も子供が折れなかった心の育て方のほうが知りたいというコメントを見たことがあります。
だけど、これは考え方が逆だと私は思っています。
幼い頃から親がストイックに子供に勉強させて、周りもストイックに勉強する環境に身をおいていたからこそ、佐藤ママのお子さんは中学以降も心が折れることになく勉強を続けられたのだと思います。
逆に言えば、親が中途半端に妥協したり、甘やかして育てた家庭のほうが、後々問題が出ていることが多いと感じています。
そういう家庭は、中学受験がゴールになってしまいやすいのではないでしょうか。
ちなみに、あくまで個人の感想です。
不登校
例えば子供が不登校になっている家庭を見ていても、幼い頃から、親がストイックに子供に勉強させていたような家庭は稀で、そこまで勉強を重視していなかった家庭のほうが多いと感じています。
また、不登校家庭の中には、お子さんが宿題をせずに学校に行っても気にしていないような放任主義の家庭も多いです。
実際に不登校の原因に関する調査では、学校の勉強についていけないことが原因のひとつになっている子も3人に1人ぐらいの割合でいます。
よく早くから親が子供に勉強させすぎると後で問題が出るとか、子供が歪むと言われていますが、それに関して実際の統計結果などは見たことがありません。
こういった話は、一部の例をもとにしたイメージだけで語られることも多く、現実とはかけ離れている可能性もあるのではないかと最近感じています。
幼児教育
あるアンケートで東大卒とそれ以外の人を比べた時に、幼児期にしていた習い事の中で、割合の差が一番大きかったのは幼児教育でした。
また同じように東大卒とそれ以外の人を比べたところ、幼少期の遊びで割合の差が一番大きかったのは、計算ゲームでした。
つまり早くから教育を受け、計算でゲームしているような子のほうが、その後も折れずに勉強を続けて最終的に高学歴になっているのではないでしょうか。
そう考えると、幼い頃からストイックに勉強する習慣をつけて、それを継続していくほうが、学歴は高くなりやすいのかもしれません。
もちろん地頭の差はあるので、幼い頃からストイックに勉強させても、全員が東大に入れるわけではありません。
ですが心が折れることなく勉強を続けさせたいのであれば、早くからストイックに勉強に打ち込ませて、それを継続しやすい環境に身をおかせたほうが良いのではないかと感じています。