人生を振り返る
息子が生まれて、子育てしてきて、自分の人生を振り返る機会も多くなり、気付いてきたことは多いと感じています。
これまで、私は自分が発達障害だとは微塵も思ってませんでした。
そんな言葉、私の子供時代にはなかったし、息子が生まれるまでは気にしたこともありませんでした。
わりと重めの自閉症の人などは、この人、少し人と違うなと思うことはありました。
学生時代に何のトラブルもなかったわけではないですが、不登校にもならず、結婚するまでは、普通に働くこともできました。
だから、自分がまさか発達障害だとは思いもしませんでした。
遺伝
発達障害の診断にはお金がかかります。
残念ながら、我が家は特別裕福なわけでもなく、私の発達障害の診断にお金を使うのであれば、子供とのおでかけに使いたいです。
だから、今後診断を受けるつもりはありません。
ただ息子のIQの高低差が40近くあったので、私からの遺伝だと考えるのが自然かなと思っています。
息子の不注意も、一度パニックになると、焦ってさらに失敗してしまうところも、きっと私の遺伝なのでしょう。
だから検査を受けても、結果は同じだと思います。
ちなみに、あるドラマのシーンで発達障害の女性が鞄の中を全部出して物を探すシーンは、まるで昔の自分を見ているようでした。
あの頃、発達障害という概念が自分の中にあれば、もっと早く気付いていたのかもしれません。
対応
私の親は幼児期は、私を甘やかして育てていましたが、通ってた幼稚園がとても厳しい園だったので、そこで鍛えられたおかげで、小学校入学後も集団行動に馴染めたのだと思います。
小学校時代は、いじわるな子もいたし、ずっと問題がなかったわけではないですが、私の発達障害が原因で、大きな問題が出たことはありませんでした。
中学では、最初の頃にある失敗をしてから、自分で工夫して失敗しないように気をつけるようになりました。
それでも、物をなくしたり、整理整頓がうまくできない悩みはありました。
大人になってからもそれは続きましたが、鞄の中に小さなポーチを入れて小分けにしたり、家では置く場所に置くことを決めたり、自分なりの工夫で少しずつ乗り越えてきました。
まぁ、いまだに決まった場所に置くことを忘れて、物をなくすこともありますが…。
私は中学での失敗や、その後の失敗体験から、色々学びましたが、息子がそうなるとも限りません。
だから、息子には少しづつ、どうしたら物を失くさないかや、ミスをふせげるかは、少しずつ教えていきたいと思います。