先取学習と子供の優秀さ
先取り学習をしていると、自分の子はかしこいのではないかと錯覚することもあるかと思います。
でも息子を見ていると、先取の進度と子供が優秀かどうかは、あまり関係ないのではないかと思います。
私は息子を優秀な子だとは思っていませんが、素直で優しくて努力のできる子だと思っています。
そして幼稚園時代は時間がたくさんありました。
年少の終わりや年中の前半はコロナの関係で自宅からあまり出られない時期もあり、家にいる時間がとても増えました。
もちろん家の中でできる遊びや料理なども一緒にしていましたが、有り余る時間を少しでも有効に使いたいと思い息子の先取学習を進めてきました。
幸い息子は素直な子で本人も勉強が嫌いではなかったので、先取学習は進みました。
素直さは大事
例えば間違えた時に素直にやり方を変えられることや、教えられた方法を守れることは大切だと思います。
ここで子供が自分の間違ったやり方を貫こうとすると学習が先に進みにくくなります。
息子はたまに頑固な時もありますが勉強に対しては素直なほうだと思います。
ただ、一度聞いただけですぐに変わることは誰でも難しいので、焦らず親が何度も教えていく必要があります。
きちんと聞く気持ちと素直さがあれば、何度も間違えてもいつかは乗り越えていけます。
先取り学習は本当に毎日の少しずつの積み重ねが大切です。
年齢より難しいことをしているので親子ともに根気が必要です。
特に計算力をつけるには時間がかかりますし、子供によって合うやり方はあったとしても近道はあまりないと思います。
素直にやり方を聞いて毎日きちんと継続できるかが一番大切だと思います。
先取しても抜かされる
当然ですが持って生まれた才能には個人差があります。
生まれつき優秀な子が本気で努力すれば先取していた普通の子は抜かされます。
それを見て先取しても意味がないという人もいますが、私はそうは思いません。
普通の子が先取をしていなかったら、最初から優秀な子供達に差をつけられ、遅れ続けて競う気力すらなくすこともあります。
また普通の子ほど理解するのに時間がかかるので、丁寧に何度も繰り返し教える時間が必要になります。
私はむしろ普通の子ほど先取したほうが良いと思っています。
最初に良いスタートダッシュを切れることは大切です。
勉強に対して最初に自信や興味をなくしてしまうと後々まで引きずることも多いです。
まず勉強に対して苦手意識を持たないようにすることが大切だと思います。
逆に優秀なお子さんは焦らなくても大丈夫だと思います。
先取りに大切なのは時間なので、その時間がとれなくて先取が思うように先取が進まないからと言って悲観することはありません。
優秀なお子さんなら後からでも追いつけると思います。