親の発言
先取り教育をしている子の中には「簡単すぎて授業がつまらない」と言う子がいると聞きます。
だけど今のところ息子にそんな様子は全くありません。
少し前に、お父さんらしき人が「授業で足し算やったの?簡単だったでしょ?」と、子供に言っているのを見かけました。
私の勝手な偏見ですが、先取教育をして「簡単すぎて授業がつまらない」と言う子は、親の発言にも問題のあることが多いのではないかと思います。
授業を聞く姿勢
例え簡単なことでも、興味のないことでも、授業中はしっかりと先生の話を聞くという姿勢が大切だと思います。
簡単だと油断して授業を聞き流す癖がついてしまうと、授業内容が難しくなっても聞き流してしまう恐れがあります。
だから親は子供に「授業、簡単でしょ?」とか「簡単すぎて、授業がつまらなくない?」といった声かけをするべきではないと思います。
そう聞かれれば、多くの子供は親の前で格好をつけたいので「簡単すぎて、つまらない」と答えるでしょう。
だけど言ってるうちに、子供が本当にそう思ってしまう危険性もあります。
親はどんなに簡単な授業でも、きちんと先生の話を聞くことの大切さを子供に教えたほうが良いと思います。
先取しても授業が楽しい
息子はどんなに簡単で知っている内容の授業でも楽しいと言います。
算数は既に3年生まで先取りしていますが「算数の授業が簡単すぎてつまらない」と言うことは、今のところありません。
学校の授業も塾の授業も「楽しかった」と言って帰ってきます。
むしろ先生の言っていることを、きちんと理解できるから、授業が楽しいようです。
私も息子に授業を「簡単だったでしょ?」とは聞きません。
息子が「楽しかった」と言ったら「よかったね」と言って、その日の授業内容を聞くようにしています。
先取するなら教えておいたほうが良いこと
息子には「簡単」と言う言葉を、友達の前ではあまり使って欲しくないと思っています。
そのため息子には「〇〇(息子)は先にやっているから簡単だと思うこともあるかもしれないけれど、今からはじめた子には難しいこともあるんだよ。もし、自分ができないことを頑張って練習している時に、横で友達が簡単と言っていたら、どんな気持ちになる?」という話をしています。
また「先生に聞かれていないのに答えを言ってしまうのは、考えている友達の迷惑になるから絶対にやったらダメだよ。」とも教えています。
世の中には先取学習している子が、授業妨害をするようなケースもあるそうです。
先取りで学習するなら、そういったことも子供ときちんと話し合っておくほうが良いと思います。
勉強は大切だし、息子のような普通の子が中学受験するには、ある程度の先取が必要だと思っています。
ただ、それと同時にきちんと周りの人に配慮できる人間になって欲しいとも思っています。
小さいうちは自分でそういった配慮ができないことも多いので、親がしっかり教えていくことも大切だと思います。