開成に合格する子の7割近くがサピックス生
2022年度入試のサピックスからの開成中学合格者は283人です。
これは開成合格者416人中の約68%です
開成に合格する子の7割近くがサピックス生だと知り驚いています。
しかもサピックスのホームページの合格実績には「 サピックス小学部では、内部生手続きを行い、継続的かつ2022年1月まで在籍した生徒のみを合格実績として掲載しております。 テスト生や各種講習生などは、実績に含んでおりません。」と書かれています。
他の塾はテスト生や講習受講生なども対象に含むことがあるようですが、サピックスは純粋に塾に在籍している生徒を対象としているようです。
その条件で、ここまでの結果を出すのは、本当にすごいと思います。
夢のある話と現実
この数字だけを見ると夢のある話ですが、よく考えると開成に受かるのはサピックス生の6435名中の約4%ぐらいの人数なんですよね。
つまりサピックスの中の100人に4人。
塾生の半分を女子と考えるなら割合としては8%ぐらいになるかもしれませんが、それでも受かるのはサピックス生の100人に8人です。
優秀な子が御三家を目指してサピックスに集まり、その中でさらに優秀な一部の子供達だけが合格を手にできるのでしょう。
そもそもサピックスの入室テストは難易度が高めで、入室テストに落ちる子もそれなりにいます。
多くの子供達が入室してくる新小4以降は、それなりに出来る子だけが入ることの許される塾だとも言えます。
また授業の進度も早く、授業についていけない子供達は諦めて転塾していくこともあります。
そういった環境の中で、最後まで残った子供達の中の上位の子供達だけが開成に受かる。
そう考えると、かなり難しいということがわかります。
サピックスに入ったら開成に合格できるわけではない
当たり前ですが、サピックスに入ったら開成に合格できるわけではありません。
ただサピックスの首都圏入試の分析動画を見た印象では、サピックスの分析力は高く、その分析結果を授業にうまく取り入れていると感じました。
またテキストもよくできていると評判が高く、元からできる子達を、さらに優秀に育て上げるプログラムやノウハウは充実していると思います。
サピックスに入ったから開成に合格できるわけではないですが、元々優秀な子供がうまくサピックスのプログラムにのっていければ、合格の可能性は高くなるのでしょう。
我が家は御三家にあまり興味がなく、最難関を狙うつもりも全くないですが、それでもサピックスで最後までやっていけたら良いなと思っています。
「サピックス2022年度首都圏中学入試分析画を見て」でも書きましたが、サピックスに通う優秀な友達に刺激を受けて、息子も社会の問題に目を向けたり、複数の視点で物事を見られるような子になって欲しいと考えています。