低学年からの通塾はコスパが悪い
低学年から塾に通って勉強し私立中学に通って、最終学歴がMARCHなんてコスパが悪いという人もいます。
MARCHなら公立で十分だという人もいます。
だけど公立からMARCHに行く子と、低学年から通塾してMARCHに行く子は別の子です。
オール公立でMARCHに行く子が、幼い頃から勉強して中高一貫の進学校に通っていれば、東大に行けたかもしれません。
低学年から通塾してMARCHに行く子が早くから勉強していなかったら、底辺の大学にしか合格できなかったかもしれません。
のびのび遊んでいたら底辺の大学にしか合格できない子が、低学年から通塾してMARCHに合格できるのなら、それはコスパの悪い教育ではないと私は思います。
同じ子供の二通りの人生を比べることはできないのだから、最終学歴がMARCHやそれより下の大学になったとしても、本当にコスパが悪かったのかは誰にも判断できないと思います。
子供によって生まれ持った才能は違う
子供によって生まれ持った才能は違うのですから、他人の子を見てコスパの良い道を進ませようとしても、箸にも棒にも引っかからないということもありえます。
子供は親と同等の学歴になって当然と考える人もいますが、私達の子供時代と現代では子供をとりまく環境も変わってきています。
今の親世代が小さい頃はスマホもまだ普及しておらず、YouTubeやオンラインゲームも盛んではありませんでした。
さらに私立大学の定員厳格化の影響で、私立上位校の一般入試は昔よりも厳しくなってます。
親自身が教育熱心な家庭で育ち努力して学歴を勝ち取っている場合、自分の子供にも同じようような環境を与えて努力させなければ、親の学歴には届かない可能性もあります。
教育はコスパで考えない
同じ子の二通りの人生は比べられないのだから、教育はコスパで考えるべきではないと思います。
私はこの先、息子がどんな中学や大学に進学してもコスパが悪かったとは考えません。
中学受験に向けて努力したことこそが、息子の人生において価値のある経験になると信じています。
塾の費用は決して安い金額ではないですが、それでもその経験に値する金額だと思います。
コスパの悪い教育だと思われても、息子のためにできる限りのことはしたいと思っています。