親の顔色をうかがう子 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

親の顔色をうかがう子

親の顔色をうかがうのは悪いこと

世の中では、子供が親の顔色をうかがうことは悪いとされる風潮が強いです。

たしかに成人した子供が親の意見ばかりを気にしたり、子供が親の機嫌に終始びくびくして過ごすのは良くないと思います。

だけど幼い子供が自分で判断することが難しいと感じた時に、親の顔色をうかがうことは別に悪いことではないと思います。

よく親の顔色をうかがうような子は指示待ち人間になるとか、自分で考えられない子になると言われたりしますが、私はそうは思いません。

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親の顔色をうかがわない子

世の中には、うちの子は親の顔色をうかがわずに自分で考えて行動できますという人がいます。

だけど、そういう方のお子さんの中には、善悪も危険度も何も考えずに、ただ自分の欲望のままに動いているだけという子も多いと感じます。

つまり、何も考えてないだけなんです。

何も考えてない子は、自分の行動が正しいかどうかすら気にしないので、親の表情を見て自分の行動が正しいかを確認する必要がありません。

何も考えずに自分の欲望のままに行動しているだけの子が、大人になった時に自ら考えて率先して動けるような人間になるでしょうか?

私は、むしろ面倒なことはやりたがらない、やりたくないことは指示されないと動かないような指示待ち人間になるのではないかと思っています。

確認

幼い子供が親の顔色をうかがう行為は「これで、あってるかな?」と子供が確認する時に、よくする行為だと思います。

つまり、子供が自分の行動について立ち止まって考える第一歩なんです。

まだ自分で判断できないことや、正しいか不安なことを、親の表情を見て確認しているんです。

だから親のほうなんて見向きもせずに危ないことをしたり、周りに迷惑をかけても好き放題している子供達よりも、ずっと考える子に育っていると思います。

また親の顔色をうかがう場合、親の表情やしぐさから親の気持ちを予測しなければいけません。

それは、表情を読むことの練習にもなるのではないかと思います。

学校生活や園生活の中でも、友達が怒ってるか喜んでいるかを相手の表情を読み取って判断し、それに合わせて行動できるようになれば友達付き合いにも役立つと思います。

だから子供が親の顔色をうかがうことを過度に恐れる必要はないと感じます。

自信のあることは親を見ない

親の顔色をうかがう子は何かと否定されがちですが、そういう子も大きくなって自分の判断に自信が持てるようになれば親の顔色をうかがうことは減ると思います。

息子は今でもどう答えたら良いのか判断が難しいと感じる時には、たまに私のほうを見ることがあります。

だけど授業中に私のほうを振り返ることはありません。

それは、自分が正しい答えを出せるという自信があるからです。

幼少期に親の顔色をうかがっていたとしても成長と共に善悪やルールを理解していけば、自信を持って正しい行動を選べるようになり、親の顔色をうかがう必要はなくなります。

だから幼い頃は多少親の顔色をうかがうことがあっても、特に問題ないと思います。

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