サピックスが先取を否定する理由 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

サピックスが先取を否定する理由

今回の内容は、あくまで個人の憶測であり、真実とは異なる可能性も十分ありますので、ご了承の上、お読みください。

御三家

サピックスが欲しいと思う子供は、御三家に合格できる子供です。

だけど御三家レベルの戦いになると、最後は地頭勝負になります。

だからサピックスに限らず、進学塾は地頭の良い子を求めます。

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上位クラス

どの塾も上位クラスには、御三家を目指す優秀な子供達のために優秀な講師を配置しているでしょう。

だから塾としては、伸びる可能性の高い地頭の良い子ほど、上位クラスにいて欲しいと、考えていると思います。

だけど上位クラスに先取の効果で偏差値が高くなっているだけの普通の子供が混ざっているとしたら、塾側はどう思うでしょうか?

そういう子供達は5年の後半や6年で失速して、結果的に御三家には届かない可能性が高いです。

サピックスは、そのことを十分理解しているのだと思います。

サピックスとしては、先取して偏差値が高い子よりも、合格の可能性が高い地頭良い子に上位クラスにいて欲しいのが本音ではないかと思います。

見分けにくい

地頭が良くて一度ですっと理解できる子と、先取りで何周もしてるから、一度ですっと理解できるように見えている子は判別しにくいのだと思います。

ひどい言い方をすると、先取した結果、理解力があるように見えている子は、塾にとっては邪魔な存在なのではないでしょうか。

だから塾側の本音としては、子供に先取して欲しくないんです。

子供に先取りされると、地頭良い子と普通の子が見分けにくくなるし、上位クラスに普通の子が入ることで御三家の合格人数が減る可能性もある。

これが私の考える、サピックスが先取を否定する理由です。

最初にも述べましたが、あくまで個人の憶測であり、真実とは異なる可能性も十分にあります。

先取り学習

サピックスが先取に否定的でも、私は普通の子ほど先取をしたほうが良いと考えています。

なぜなら御三家は無理でも、先取の有無で偏差値が10程度変わる可能性は十分にあると思うからです。

先取しなければ授業についていけず偏差値40前後になる子供だって、先取して何とか授業にくらいついていくことができれば、偏差値50前後になる可能性もあるのではないでしょうか。

例え先取の効果であっても、授業内容がきちんと理解できるということは、とても大切です。

先生の言ってることが理解できないまま授業を受け続けるのは、とても非効率です。

だからサピックスの先取否定に惑わされずに、高学年で塾の授業についていけなくなる可能性が高い普通の子ほど、しっかりと先取で基礎を固めておいたほうが良いと私は思います。

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