いきなりα | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

いきなりα

SNSで話題

少し前にSNSで「いきなりα」という言葉が話題になっていました。

多くの子が入塾する新4年生の入塾時に、いきなりαクラスに入ってくる子供達のことを表現した言葉のようです。

気になったので大元の投稿も探してみましたが、書き方はともかく、大筋としては賛同できる内容でした。

もとの投稿をされた方は、息子と同じ学年のお子さんがいらっしゃるようです。

抜かれる

我が家は息子を小学1年生からサピックスに通わせているので、いきなりαの方たちに抜かれる立場です。

ただ、この「抜かれる」という表現には、以前から強い違和感を感じています。

抜かれるというからには、抜かす人達よりも先を走っていなければならいわけですが、小学1年生から通塾しているからといって、必ずしも通塾していない子供達よりも優秀というわけではありません。

実際にいきなりαの投稿をされた方のお子さんも、腕試しにサピックスの入室テストを受けられたようですが、テスト結果は最上位クラスに入れる規準をクリアしていたそうです。

つまり今の時点で、既に通塾組の一部の子供達よりも先にいる状況なのではないでしょうか。

合流

中学受験塾は、新4年生で多くの子供達が入塾してきます。

その中には1年生から通っていた子供よりも上のクラスに入る子供も当然いるでしょう。

ただこれは新4年生で入塾した子が、1年生から通っていた子供達を追い抜かしたわけではないと思います。

例えるなら別々のマラソンコースを走っていた子供達が、ある地点で合流して、正しい順位に収まっただけのことです。

決して後ろを走っていた子に抜かされたわけではないと思います。

学習量

低学年からサピックスに通っていても、塾に通っていない子供達よりも勉強しているとは限りません。

新4年生で入塾して1年生から通っていた子供達を抜かしているように見える子の中には、通塾してる子供達の何倍も勉強している子もいると思います。

いきなりαのツイートをされた方が本当に言いたかったのは、そういうことなのだと感じました。

難易度

少なくとも小学1年生のサピックスの算数の授業内容は、過度な先取りもなく難易度も高くはありません。

だからサピックスの授業の復習と基礎力トレーニングだけでは足りないと感じます。

時間のある低学年の時にこそ、計算と漢字の先取りぐらいはしておいたほうが良いと思います。

いきなりαクラスで入塾してくる子供達は、それまで勉強したことのない地頭の良い子供達だけではありません。

むしろ通塾組よりもガリガリやっている子供達も大勢いることを肝に銘じて、通塾組も塾とは別に家庭学習に取り組んでいくほうが良いと思います。

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