知り合いの進学先 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

知り合いの進学先

制服

少し前にSNSで見かけた話ですが、知人の子が偏差値の低い中学の制服を着ているのを見て、その子の親が小4の時に偏差値の高い人気校の説明会に行く話を聞いていたので、何とも言えない気持ちになったそうです。

それの投稿に対して、偏差値の低い学校に行く子を見下しているという意見や、自慢された過去のことを恨にもっていて、溜飲が下げているとの意見もありました。

ただ、私はそれだけではなく、本当に色々な感情がその方の中で混ざり合って、自分でも消化しきれていないのではないかと感じました。

ですが、とりあえず、この話を見て、どこの説明会に行くかとか、どこの学校を志望しているという話は、知人にはしないほうが良いなと思いました。

ちなみに、まだ将来の偏差値のわからない小4ぐらいの頃は、上から下まで幅広く学校を見ておくことは、悪いことではないと私は思います。

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受験

その方のお子さんは、受験されるまで、まだ数年あります。

だからこそ、高偏差値校を見に行くような子が、最終的に低偏差値の学校に通う現実を、うまく受け止めきれていないのかもしれません。

世の中には成功体験の話は溢れていますし、中学受験の本には大抵、第一志望に受かった優秀な子の例が多く出てきます。

だけど、実際に第一志望に受かるのは3~4人に1人と言われています。

第一志望どころか第三志望にだって受からない子も大勢います。

中学受験の勉強が本格的に始まる4年生になっても、そういう現実を受け止めきれない保護者の方は多いと感じます。

後伸び

私は息子が小さい頃から、中学受験の書籍以外にも、ブログやSNSなどを書かれている方の話を読んでいました。

ただ、お子さんの出来があまり良くない場合、途中で更新が止まってしまったり、過去のブログが全て消えてしまうこともありました。

最初は後伸びに期待されて書かれる方も多いですが、周りも頑張っている中で最初に遅れている子が追い上げるのは、それほど簡単なことではないと思います。

実際には、後伸びする子なんて本当にごく一部で、必死で頑張っていても落ちていく子のほうが多いと思います。

優秀な子は最初から優秀で、さらなる高みを目指して途中で転塾してきたり、習い事を辞めて本気を出すことで、伸びていくだけだと思います。

つまり後伸びは、本気を出していなかった優秀児が、本気を出した結果にすぎないのだと思います。

ですが、中学受験は難関校を目指すことが全てだとも、私は考えていません。

低偏差値の学校でも、そこで子供が楽しく健やかに過ごせたなら、進学校に入って深海魚や不登校になるよりも、良かったのかもしれません。

親は夢を見すぎず、冷静に子供の能力を見ることが大切だと思います。

そして余計な話は知人にしないことも大切だと感じました。

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