先取り学習
息子は、幼児期からかなり先取りで学習をすすめてきました。
だから、息子の中に「自分はかしこい」という変な万能感が育たないように注意してきました。
勉強面での万能感が育ってしまうと、塾で成績が下がったりクラスが落ちた時に、メンタル面で悪い影響が出やすいと考えていたからです。
息子には「あなたは天才ではないけれど、努力すれば、それなりにできる子だよ」と言っています。
そして「一番偏差値の高い学校に行くだけが中学受験ではないし、他にも良い学校はたくさんあるよ」と話しています。
抜かされる
息子のような普通の子が先取りで学習を進めると、後で優秀な子供達が追い上げてきた時に、成績が下がる可能性が高いです。
だから、その時のことまで、親はある程度考えておくほうが良いと思います。
息子には幼い頃から天才と呼ばれる子供達の存在を教えています。
例えば本を一瞬見ただだけで書かれていることを全てを暗記できる子供や、大人でも解けない難しい問題が解けるような子供がいることを話しています。
だけど、その子達と張り合う必要はないと伝えています。
そんなすごい子には、どんなに努力しても勝てないし、勝つ必要もありません。
勉強は勝ち負けのためではなく、将来の自分の可能性を広げるためのものだから、自分ができるところまで必死で努力すれば、それで良いんだよと教えています。
自己肯定感
近年、自己肯定感という言葉が広まり、とにかく子供を褒めるべきだという風潮が強いと感じます。
だけど、普通の子を天才だと誤解させるような褒め方は良くないと感じています。
また周りと比べて褒めていると、周りよりもできなくなった時に、過度な劣等感を抱いてしまう危険性もあります。
だから褒めるなら過去の子供と比べたり、努力している部分を褒めると良いと思います。
普通の子ほど、早めに普通だという自覚を持たせつつ、努力を褒めることで、日々努力する力をつけていくことが大切だと感じています。