ブログやSNS
私はブログを書く前は読む専門で、今でも時間のあいた時に色々な方のブログを読んでます。
また最近はSNSでも受験関連の話題をよく見ています。
ブログやSNSなどネット上の話を見ていると、本に書かれている内容とは違う結果になっていると感じることも多いです。
今回は、私の色眼鏡で見た今年の受験結果の感想を書いておこうと思います。
子供に寄り添う
受験結果を見ていると、親子関係がよく、子供に寄り添っている家庭が必ずしも良い結果になるとは限らないと感じるケースもありました。
逆に子供に厳しくしすぎた結果、親子関係が悪くなり反抗期のまま受験に突入した家庭の子が、紆余曲折ありながらも難関校に学校に合格しているケースもありました。
もちろん子供の地頭の差もあるとは思いますが、もしかしたら親が子供に寄り添いすぎて子供に甘くなってしまうと、良い結果は得られないのかもしれません。
小学校受験の結果を見ていても同じことを感じましたが、子供を甘やかさずに、やるべきことはきちんとやらせることが大切なのではないかと思います。
小学生が自らストイックに勉強することは難しいので、ある程度は親が厳しく管理することも必要だと感じています。
ただ、できれば親子関係の良いまま中学受験を乗り切りたいので、甘やかしすぎない程度に厳しくしていこうと思います。
自走と伴走
中学受験は自走することが重要だと言う方もいますが、親があまり伴走せずに子供が1人で頑張った結果、残念な結果となったケースもありました。
その子の親御さんは、子供は1日中頑張って勉強していたと書かれていましたが、親は仕事が忙しいらしく、きちんと子供の勉強を見ていなかったそうです。
その結果、中身のない勉強になってしまったり、勉強に集中できていなかった可能性もあるのではないかと感じました。
普通の子の場合は子供の勉強時間を見て安心するのではなく、きちんと勉強したことが身についているかを親が確認する必要があるのかもしれません。
その上で子供に合う勉強方法を探したり、親も暗記に付き合ったりするほうが効率が良い気がしました。
ちなみに優秀な子の場合は、自走で合格を勝ち取るケースもそれなりにあると感じます。
ただ子供の勉強量が点数につながっていないと感じる場合は、やはり1人で自走させるのは危険だと思います。
全落ち
全落ちしている家庭は多くはなかったですが、やはり無茶な志望校を設定されていた家庭は残念な結果となっていました。
子供が他には行きたくないと言ってるからと併願校を受けなかった家庭や、塾から志望校についてアドバイスされているのに失礼だと怒っているような家庭は、残念ながら全落ちしていました。
逆に言うと、きちんと実力に応じた併願校プランを考えられていた家庭は、どこかには合格している印象を受けました。
逆転劇
中学受験では最後まで伸びるとか逆転劇がおこるとよく言われていますが、やはりそういうケースは少ないと感じました。
私が見ている範囲では、順当に合格されているケースのほうが圧倒的に多かったです。
逆転劇があったとしても、あくまで上位クラスの中で合格率が低かった子が合格しているようなケースであり、底辺クラスから最難関に合格するような逆転劇は、ほとんどないと感じます。
またチャンレジ校はチャレンジ校というだけあって、なかなか合格は難しいのだと感じます。
色眼鏡
中学受験の本や育児本では統計や調査の結果がなく、先生達の色眼鏡にかなう子を見て語られることも多いと感じます。
だけど実際の結果を見ると考えさせられる部分も多いです。
特に先生の印象に残るような遅くからはじめて難関校に合格するような子や、底辺から這い上って難関校に合格するような子はめったにいないと感じます。
多少の上下はあると思いますが、大半の子は、これまでの偏差値の平均に近い学校に収まっているのではないでしょうか。
ずっと成績の悪かった子が最後に伸びて難関校に合格するケースもあるのかもしれませんが、かなりのレアケースだと感じます。
だから夢物語にはのせられず、子供の能力をきちんと見て、親が冷静に併願校を考えることが大切だと思います。