サンタクロースの正体
先日、毎年プレゼントを枕元に置いているサンタクロースの正体が私だったことを息子にばらしました。
「サンタクロースの存在」でも書いたように、もう私がサンタクロースを演じるのは限界だと思い、友達にばらされて親に不信感を抱くぐらいならと、自らばらすことにしました。
だけど私の心の中は、さみしい気持ちでいっぱいでした。
一度ばらしてしまえば、もうサンタクロースに手紙を書いていた息子には二度と戻れません。
すでにサンタクロースの正体を知ってしまっているお子さんの親御さんは、是非、友達には言わないようにお子さんに伝えてください。
ちなみに我が家はサンタクロースの正体を友達にばらさないようにと、しっかり息子に言い聞かせました。
息子の反応
息子に本当のことを伝える前に、息子の反応を頭の中でシミレーションしていましたが、息子は私の予想とは全く違う反応をしました。
最初は驚いて、少し混乱した様子で「どういうこと?」、「サンタさんから届いたプレゼントをお母さんが置いてるってこと?」と言っていました。
我が家はクリスマス直前まで息子に見つからない場所にプレゼントを隠しているので、大きなプレゼントが急に出てくることが、不思議だったのだと思います。
全て説明すると、息子はなぜか両手を口で抑えて「うれしい」と言っていました。
あまりにも予想と違う反応に「うれしい?」、「なんで?」と、私は一瞬かたまってしまいました。
息子に聞くと、家からお金を出して、自分のためにプレゼントを用意してくれていたことが嬉しかったそうです。
事前に息子に秘密でプレゼントを購入し、ラッピングしてクリスマスまでプレゼントを隠し、ばれないように寝ている間に枕元にプレゼントを置くという作業が、それなりに大変なことだと息子は感じたようです。
だから親が自分のために、影で努力してプレゼントを用意していたことが嬉しかったようです。
とりあえず息子が、がっかりしなくて、ほっとしました。
謝罪
これまで嘘をついていたことは息子に素直に謝りました。
そして嘘はいけないことだけど、相手を思いやってつく嘘があることも教えました。
例えば友達が描いた絵の感想を求めてきた時に、もし心の中であまり上手じゃないと思っても、少しでも良いところを探して褒めてあげたほうが相手も喜ぶという話もしました。
これまで嘘は悪いことだと息子には教え続けてきましたが、これからは相手を思いやる嘘と、自分が得するためにつく嘘の違いを、きちんと教えていきたいと思います。