幼稚園を選ぶ基準
幼稚園を選ぶ基準は家庭ごとに色々あると思います。
例えば自宅からの距離や園バスの有無、車での登園が認められているかなど、利便性を重視される方は多いと思います。
他にも給食かお弁当かという問題や、制服の有無、延長保育の時間なども気にされる方は多いでしょう。
だけど、個人的に幼稚園選びで重要視してほしいと思う項目があります。
それは自由保育中心の園か、決まったカリキュアラムを中心におこなう 一斉保育の園かという点です。
また園生活の中で、どの程度まで子供の学習面での入学準備をしてくれるかといった点も重要です。
同じ幼稚園でも勉強のようなことはほぼしない園もあれば、読み書きを教えてくれる園もあります。
ひらがなの読み書き
住む地域にもよりますが、ほぼ全員が読み書きができる状態で入学してくるような小学校もあります。
「ひらがなの読み書きを入学前に」にも書きましたが、最初に学習面でつまずくと、その後も勉強に苦手意識を持ってしまう可能性が高くなります。
私は、ひらがなの読み書きだけは必ず入学前にできるようにしておいたほうが良いと思っています。
もし家庭で教えるのが難しいと思う場合は、ひらがなの読み書きを教えてくれる幼稚園を選ばれることをおすすめします。
息子の幼稚園は自由保育
息子の通っていた幼稚園は、勉強的なことはしないのびのびとした自由保育の幼稚園でした。
結果的に息子はのびのびした幼稚園に通わせて良かったと思っています。
園内で過ごす時間のほとんどが自由時間で、息子は毎日めいいっぱい好きなことをして遊んでいました。
その分、自宅では勉強に集中できました。
家で親が教えられない場合は、ひらがなの読み書きを教えてくれる園が良いと思います。
ただ集団教育の場合、周りのスピードに合わせて進めることになります。
だから子供に合う進度で学習を進めたい場合は、幼稚園はのびのびした園に通わせて、家でしっかり勉強するのが効率が良いと思います。
幼児期は遊ぶ時間や自由時間もとても大切です。
幼稚園で決まったカリキュラムをこなし、習い事に通い、帰ってからは勉強だと子供も大変です。
だから、どこでどの時間を多くとるかのバランスは考えたほうが良いと思います。
自由保育の幼稚園で学べること
幼稚園で学べることはたくさんありますが、その中でも大きいのが友達との関わりだと思います。
カリキュラムの決まった園でも友達と関わることはできますが、友達とコミュニケーションを取りながら一緒に考えて遊ぶ体験がしやすいのは自由保育の園だと思います。
息子も幼稚園で友達と相談しながら、毎日少しずつ遊びを発展させながら遊んでいました。
幼稚園の中で友達と色々な案を出し合い、協力して遊べたのはとても良い経験だったと思います。
息子は周りの友達にも恵まれていたので、友達と一緒にたくさんの楽しい体験ができました。
本当に物知りな友達が多くて、息子はよく友達から虫や植物に関する知識を教えてもらっていました。
息子も「ふしぎがわかるよ!図鑑」を読んで得た知識を友達に話したりしていたようです。
そうやって友達同士で学びあえる環境はともても良かったと感じています。
不便な園のほうが良いことも
息子の幼稚園は条件面だけ見れば、親が不便だと思うことや面倒だと感じることの多い園でした。
だからこそ条件面ではなく、幼稚園の教育方針や環境などを重視して幼稚園を選んだ家庭が多い気がします。
不便だったり面倒だと感じることの多い園ほど、子供の教育面を重視する家庭が集まりやすいのだと思います。
息子の友達は本当に優しくて良い子ばかりで、穏やかな幼稚園生活を送れました。
息子が優しい子に育ってくれたのは、幼稚園の周りの友達の影響も大きいと感じています。
自由保育と語彙力
自由保育の園の子供のほうが一斉保育の園の子供よりも、語彙力が高いというデータがあるそうです。
韓国、ベトナム、モンゴルでの調査も同じ結果だったそうです。
一斉保育の場合は子供同士が自由に話す時間は限られていますが、自由保育の場合は子供達が自由に会話する機会が多いので、友達の話から知らない言葉を知る機会は多いのかもしれません。
息子も自由保育の中で友達から得た知識は多いと感じます。
ただ自由保育の園の場合、一斉保育の園より友達からの影響は大きくなりやすいです。
例えば周りの友達がみんなゲームやYouTubeの話しかしない場合、当然子供も興味を持ちます。
周りの友達がひどい言葉を平然と使っていれば、子供もその影響を受ける可能性が高くなります。
教育面に関しては、自由保育の園の場合、周りの友達によって大きく変わると感じます。
だから幼稚園を見学する際は、どんな子供が多いのか、園の雰囲気を見ることも大切だと思います。