国語と算数の配点は高い
中学受験において、国語と算数の2教科は一般的に配点も高く最も重要な教科です。
そして中学受験では算数が重要と言われる方と、国語が重要と言われる方がいます。
私はどちらも、正しいと思っています。
ただ、なぜ重要なのかという理由は算数と国語で違うと思います。
算数が重要な理由
算数は中学受験の要となる教科であり、能力の差が出やすい教科でもあると思っています。
算数ができることは中学受験での強みになると感じます。
逆に算数が全くできないと他の教科ではカバーしきれないほどの差が開くと思います。
実際に中学受験の算数は小学校で習う学習内容とはかけ離れていて難易度も高いです。
中学受験の特殊算が解けない状態で、中学受験に挑戦するのはかなり厳しいと思います。
算数は他の教科よりも差が開きやすい教科だから、中学受験で重要だと言われるのでしょう。
国語が重要な理由
国語が重要なのは算数が重要と言われる理由とは少し違って、もっと基礎的な部分の話だと思います。
最低限の読解力がなければ、算数の文章題の内容すら読み取ることができません。
計算力と同じで基礎的なことがでてきていないと中学受験のスタート地点にすら立つことができません。
だから基礎的な読解力が身についていない子供の場合は、まず国語の読解力をあげることが最重要課題になるのだと思います。
どちらに力をいれるべきか
算数と国語のどちらに力を入れるべきかは子供の状況次第だと思います。
基礎ができていない状態では先に進むことはできません。
もし国語の読解力がついていないために算数の文章題が解けないようなら国語に力を入れたほうが良いと思います。
逆に基礎の読解力がついていているなら低学年のうちは算数に力を入れるのが良いと思います。
国語の心情を読み取る問題などは心身の発達が追いつかなければ難しいと感じます。
また語彙力についても日常生活や読書習慣の中で徐々についていくので、語彙力がつく前に先の学年の学習を進めるのは難しいと思います。
逆に算数の基礎問題は練習してパターンを理解していけば解けるようになるものが多いです。
だから低学年のうちに先取学習を進めるのなら算数のほうが進めやすいと思います。
息子の家庭学習も算数中心で進んでいます。