ギフテッドとノーベル賞 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

ギフテッドとノーベル賞

多種多様

少し前に、面白いと記事を読みました。

その記事によると、20世紀初頭、ターマン博士は自ら改良したスタンフォード・ビネーテストを使って高い知能指数を示す子供1000人以上を見つけ出し「ギフテッド」の子供たちの人生を追跡調査したそうです。

その子供達の人生は当たり前ですが多種多様で、成功した者もいれば、上手くいったとは言い難い人生を送った人もいたようです。

ただ、大多数は特に有名になることもなく、中流の生活を手に入れていたそうです。

1人もいない

ターマン博士の研究から見出された、高いIQスコアをギフテッドの選別に使う戦略への明確なアンチテーゼは、ターマン基準のIQ140 をパスした子供たちからは一人もノーベル賞科学者は出なかったそうです。

逆に、ターマン博士のテストをパスできなかった子供の中から、二人のノーベル賞物理学者が輩出されたことです。

この結果から見ても、やはり天才的な才能とIQは必ずしも連動していないのではないかと思います。

まぁノーベル賞となると受賞できる人数もかなり限られているので、統計としての意味はあまりないのかもしれません。

ただ、IQが高いから天才だとか、IQが高いから特別な才能があるとは限らないと感じます。

さかなクン

最近はさかなクンのように好きなことを親が応援して成功することが、正しいと思う人が多いように感じます。

でも、時として高すぎるIQと高低差が逆に子供を苦しめ、成功どころか自立さえできなくなってしまう人もいると思います。

またIQが一般の平均の範囲に達していない場合は、好きなことだけをさせるのではなく、早めの療育が大切だと思います。

IQが高いからとか、発達障害だからといって、人より特別な才能があるとは限りません。

それをしっかり親が意識して、普通のレベルまでもっていくことは大切なことだと私は思います。

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