待ち時間
以前、ある体験会場で、体験までの待ち時間に息子と長椅子に座って待っていました。
その場所の足元にはじゃりや小石が敷き詰められていました。
すると隣の長椅子に座っていたお子さんが、両足で足元の石を持ち上げて、石を投げました。
幸い近くにすぐ近くに落ちたので、人に当たったりはしませんでした。
子供が、それを何度か繰り返したところで、親御さんが子供を注意しました。
ただ、その理由が驚くべきものでした。
新品の靴
親御さんは「新品の靴なんだから、汚れるしやめて!」とおっしゃっていました。
さらには「誰が靴を洗うと思ってるのよ!」とも、おっしゃっていました。
私は、その言葉に強い違和感を覚えました。
例え人に当たっていなくても、石を投げるのは危険な行為です。
その場所には小さなお子さんも大勢いたし、不測の事態だっておこりえます。
靴や自分の心配をするよりも、他の子に怪我をさせることの心配をするほうが先なのではないでしょうか。
理由
私は子供を叱る時に、どうしてダメなのか理由を説明して納得させることが大切だと考えています。
ただ、その理由が親の都合ばかりになるのは良くないと思います。
もちろん子供の行動によって、親が嫌な気持ちになるということは、子供に話しても良いと思います。
だけど優先順位は大切だと思います。
まずは他人に迷惑になるような行為はしないという社会のルールを教えることが重要だと思います。
親の都合ばかりで叱っていると、親の怒ることさえしなければ良いと子供が考えてしまったり、親の見ていないところで迷惑行為をする可能性もあります。
だから、どういうことをすると、他人に迷惑がかったり、人を不快な気持ちにさせるのかを教えていくことが大切だと思います。
子供を叱る時は、それが自分本位な理由になっていないか、親も考える必要がありそうです。
私も、できるだけ気をつけたいと思います。