発達障害の子
不登校児のいる家庭を、ネットで色々と見ている中で、発達障害のお子さんの割合がとても高いと感じています。
発達障害の子供の特徴を考えると、集団のルールに合わせて行動することが難しく、学校に通うだけでも疲れてしまうのだと思います。
その結果、学校よりもいごこちの良い自宅にいたいと思ってしまうケースが多いのではないでしょうか。
ちなみに海外では登校拒否行動と発達障害の関連性について書かれた論文もあるようです。
ノルウェーの論文
2017年にノルウェーで出された論文には、ASDの子供は定型発達の子供と比べて、登校拒否行動をとる割合が高いということが書かれています。
定型発達の子供の中で登校拒否行動をとった子供の割合は7.1%だったのに対して、ASDの子供の中で登校拒否行動をとった子供は42.6%もいたそうです。
インクルーシブ教育が盛んだと言われる北欧であっても、これほどの差があるのですから、日本でも調査すればかなりの差がでるのではないでしょうか。
高リスク
発達障害の子が不登校になるリスクは、定型発達の子より、かなり高いと思います。
だからこそ、常に注意深く子供を見ておくことが大切だと感じます。
そして「過保護が不登校を防ぐ」に書いた親御さんのように、時には親がフォローして、子供が学校生活に慣れるよう工夫することも大切だと思います。