息子が生まれる前のとあるイベント
息子が生まれるずっと前に、とあるイベントに今の夫と遊びに行きました。
そのイベントは期間限定のイベントで、子供にも大人にも人気のあるイベントでした。
基本的には展示タイプのイベントでしたが、展示の途中に映像を見られる部屋がありました。
その部屋は1度しか入ることができず席は先着順で座る形でした。
すでに前の回には大勢の方が並ばれていました。
スタッフの方に聞くと次の回に並ぶこともできますと言われたので、夫と次の回まで待つことにしました。
あとから来た子連れの家族
次の回になり私達は一番前の座席に座りました。
すると、あとから来て後ろの席に座った家族連れが「こういうイベントって普通は子供を優先しない?」「子供がいるのに大人が1列目に座るなんて非常識だよね」と聞こえるような大きな声で言いました。
私はそれを聞いて、とても悲しい気持ちでいっぱいになりました。
既に多く人が着席しており席を代わることは難しい状況だったので、席を代わることはしませんでした。
私は自分には子供がいないから、その家族の気持ちがわからないのだと当時は思っていました。
子供が生まれてもわからない
息子が生まれて、あの時の家族の気持ちがわかるかと思いましたが、未だに全く理解できません。
確かに前の席に背の高い大人が座っていると息子が見えにくそうにしている時もあります。
でも、その人は私達や息子よりもそのイベントやキャラクターが大好きで、ずっと前から楽しみにしていた人かもしれません。
たまにネット上で、ヒーローショーなどは子供を優先して欲しいという意見を見かけます。
でも私は、万人に等しく権利が与えられるべきだと考えています。
その人がそのキャラクターやショーにかける情熱は表面上は見えません。
だけど大人になっても、人目を気にせずにヒーローショーに行きたいという人は、それだけそのイベントやキャラクターが好きなんだと思います。
施設側が決めていない以上、何歳でも何のイベントでも、純粋に好きなら優先順位はつけなくてよいと思います。
ただし転売などについては、厳しく取り締まるべきだと思います。
見えないと言わせない
息子と座席が決まっているイベントに行く場合は、なるべく見やすい位置が確保できるように努力しています。
それでも良い席が取れない場合は、見えにくくても、例え半分以上見えなくても「見えない」と言わないように息子と約束しています。
大きな声で「見えない」と言われることで、前の席の人が嫌な気持ちになる可能性があることを息子には教えています。
「せっかくのショーだから、みんなが気持ちよく楽しく見れるように気をつけることは大切だよ」と息子には話しています。