自由保育の弊害 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

自由保育の弊害

自由保育の幼稚園出身の子

1学期に息子の授業参観がありました。

授業参観で子供達の様子を見ていると、息子と同じ幼稚園出身の子供達は、残念ながら授業態度の良くない子の割合が高いと感じました。

逆に授業態度の良い子供達は、決められたプログラム中心の厳格な幼稚園出身のようでした。

その幼稚園出身の子供達は、幼い頃から小学校の授業のようなプログラムを毎日受けているので、すでに授業を受ける姿勢が身についているのだと思います。

息子の幼稚園はそのような幼稚園とは対称的で、決められたプログラムは、ほとんどありませんでした。

本当に素敵な幼稚園で、子供達は毎日自由にのびのびと遊んで過ごしていました。

だから息子と同じ自由保育の園の子供達にとっては、45分間の授業を受けるだけでも、本当に大変なのだと思います。

息子の幼稚園については「幼稚園の選び方(自由保育と一斉保育)」に書いています。

>> 息子のプロフィール

授業を受ける姿勢は幼稚園以外でも育てられる

自由保育の園から小学校にあがると、やはり授業態度は悪くなりやすいと感じます。

だけど幼稚園や保育園以外でも、授業を受ける姿勢は育てることができると思います。

集団の習い事で身につく力」に詳しく書きましたが、習い事でも習う姿勢を身につけることはできます。

また家庭学習でも、ある程度は習う姿勢を身につけられると思います。

息子には例え相手が親でも、何かを教わる時は相手の目を見て、きちんと聞くように言い聞かせてきました。

幼い頃は私が何かを教えている最中も、他のところを見ていたり、ぼーっとしていることがよくありましたが、根気よく言い聞かせた結果、少しずつ私の目や書いている図などを見て説明を聞けるようになってきました。

自由保育出身の子供にとっては、小学校で集中して授業を受けるだけでも難しいことなのだと思います。

でも習う姿勢は幼い頃から少しずつ教えれば、ある程度までは身につけられると思います。

そして、なるべく早く身につけたほうが、小学校の授業にもついて行きやすいです。

だから子供を自由保育の園に通わせている方は、早いうちから少しずつ準備していったほうが良いと思います。

自由保育の利点

小学校入学後の授業を受ける姿勢を育てるなら、やはりプログラムの決まった集団保育の幼稚園のほうが有利だと思います。

ただ先ほど述べたように、幼稚園以外でも授業を受ける姿勢は育てられます。

幼稚園の選び方(自由保育と一斉保育)」にも書いていますが、自由保育の園出身の子のほうが語彙力が高いという海外の調査結果もあります。

小学校に入れば決められたプログラムに沿って、毎日授業を受けることになります。

だから幼稚園時代ぐらいは、友達と毎日好きな遊びをして過ごすのも良いと思います。

息子は本当に幼稚園が大好きでした。

息子が知的好奇心旺盛で、何ごとにも意欲的に取り組めるのは、幼稚園での過ごし方の影響もあると考えています。

だから個人的には、自由保育の幼稚園に通わせながら、習い事や家庭学習で子供の習う姿勢を育てていくことをおすすめします。

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