個人的な目標
私には息子の中学受験を成功させる目標の手前に、もうひとつの目標があります。
それは新4年生の授業が塾で始まる前に小学校の学習範囲の勉強を終えることです。
今もその目標に向かって息子と先取学習を進めています。
理由は塾の授業についていくためと、小4以降は中学受験の勉強に集中して取り組みたいからです。
基礎部分が既に理解できていれば難しい授業にもついて行きやすいですし、中学受験の勉強に使える時間も増えます。
多少なりとも余裕があれば、小4以降もたまにおでかけしたり旅行に行ったりと、ゆとりのある生活を送れる可能性は高くなります。
時間がないと言われる小4以降の3年間を、少しでも余裕を持って過ごしたいという理由で先取学習を進めています。
ただ、既にその道は険しくなってきています。
国語
まず一番問題なのが国語です。
漢字の先取はできますし今のところは順調に進んでいますが、国語の文章読解は精神面が育たないと難しいと感じます。
息子は早熟どころか、普通の子よりも少し幼いタイプの男の子です。
親としては、そういう所がかわいいとも思うのですが、勉強になると幼さが足をひっぱります。
登場人物の気持ちを深く推察する力が育ってないので、表面上のことだけを自分に置きかえて考えてしまいがちです。
例えば帰ろうとした友達の傘をひっぱった時の心情を聞かれて、友達の傘が欲しかったからだと答えてしまいます。
これは幼稚園時代の話なので、最近は少しだけ登場人物の気持ちを考えられるようになってきました。
それでも難しい心情を読み取る力や想像力は、まだまだ育っていないと感じます。
さらに語彙力も足りません。
たくさんの言葉を覚えたり、色々な人の気持ちが考えられるようになるのには、まだまだ時間がかかりそうです。
現在、国語は3年生の問題集をゆるく進めていますが、それでも解けなかったり間違えることは多々あります。
そもそも1年生の全統小やサピックスのテスト問題ですら満点をとれていない状況なので、当然なのかもしれません。
私は先取り学習の段階で完璧にできるようになる必要はないと考えています。
ただ今後学年が上がると文章の意味すら理解できなくなるのではないかと不安に思っています。
小3のうちに小6の問題が解けるようになるのは、語彙力や想像力などの面で難しいのかもしれません。
算数
「低学年から通塾しても抜かされる子」でも書きましたが、小学生の算数の勉強は5年生からぐっと難しくなります。
このあたりから抽象的思考力が必要な問題が増えるためだと思います。
子供がよくつまずくと言われる割合も5年生から出てきます。
ここを低学年で乗り越えるのが、かなり難しいのだと思います。
実は少し前から割合の勉強を少しずつつ進めていますが、やはり息子には難しいと感じています。
割合も計算と同じくやり方を覚えて解くことはできますが、それではダメだと思います。
基本的な概念をきちんと理解できなければ、少し問題をひねられただけで太刀打ちできなくなります。
繰り返し丁寧に時間をかけて割合の意味を教えていますが、息子が3年生までに基本をきちんと理解できるようになるかは、まだわかりません。
でも、国語はかなり厳しい状況なので、算数だけでも小3の冬までに小学生の範囲を何とか終わらせたいです。
理科と社会
理科と社会は、たまにスマイルゼミをやるぐらいで、ほぼ手つかずの状態です。
本当は丸暗記できる部分だけでも徐々に進めていきたいとは思っていますが、子供は復習しないとすぐに忘れてしまいます。
今は漢字や算数に時間をとられ過ぎていて、理科や社会の時間をとれずにいます。
夏休みに集中的に暗記させても、小学校が始まって復習する時間がなくなれば忘れてしまいそうで怖いです。
でも小4以降の暗記の時間を減らすためにも、今後は少しずつ進めたいとは思っています。