普通の子は間に合わない
中学受験するにしても最難関を目指していないのなら、焦らずゆっくり勉強していけば良いと考えられている方もいらっしゃると思います。
確かに生まれつき優秀な子は御三家狙いでないのなら、ゆっくり勉強していても後で十分追いつけるでしょう。
ただ普通の子はゆっくりマイペースに勉強していたら、間に合わず中堅校にすら合格できないことだってあると思います。
それぐらい中学受験の問題は、小学生の子供にとっては難しいものだと私は考えています。
中堅校狙いでも高レベルの学習が必要
最近読んでいる「中学受験自走モードにするために親ができること」という本に、とても興味深い一文がありましたので紹介したいと思います。
また、大手塾では全員に高難度の内容を施すので、受験全体の平均レベルが大きく跳ね上がっています。一応は御三家・上位難関校を狙うくらいでいっておかないと、結局中堅校レベルにも受からないようになってきている。それが現状です。
引用:中学受験自走モードにするために親ができること
これは、私も常々感じていることです。
難関校狙いで必死で勉強してきたけれど届かなかった子供達が、併願校としてその下のレベルの学校を受けることになります。
元から上位校や中堅校狙いだとしても、最終的には最難関校を目指して必死に勉強していた子供達と戦う必要が出てきます。
実際に本屋で過去の問題集を見たりしますが、中堅校と言われるような学校でも小学6年生が解くには難しいと思う内容の問題が多く出題されています。
しかも中学受験では時間内に正確に解くことが求められます。
試験当日の張りつめた緊張状態の中で、難易度の高い問題を小学生が素早く正確に解くためには相当な下準備が必要だと感じています。
この本の内容についてはいつか詳しく感想を書きたいと思っていますが、とてもおすすめの本なので気になる方は是非読んでみてください。
中学受験の激化
私には5年後の中学受験の状況がどのようになっているのか全く読めません。
少子化で子供の数は減少していってるのに中学受験人口は増えています。
コロナ禍の中で私立の素早い対応が注目され、中学受験人気に拍車をかけた面もあると思います。
特に偏差値50台前半の中堅校の人気が近年上昇しているという話も聞きます。
このような傾向が今後も続くのかはわかりませんが、5年後の中学受験は更に難化していてもおかしくありません。
息子のように優秀でない普通の子は、入念に下準備しておかないとそのまま置いていかれてしまいます。
無理をしすぎて途中でつぶれてしまえば意味がないですが、そうならないためにも早くから少しずつ進めていきたいと思っています。
御三家狙いでなくても早めに準備しておいたほうが、結果的に後の負担は軽くなると思っています。