低学年の先取りは本当に無意味なのか | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

低学年の先取りは本当に無意味なのか

時間の無駄

低学年の先取りについて、学年があがれば数十分で理解できることを数時間かけて理解させるのは無駄だという意見もネット上でよく見かけます。

だけど私はそうは思いません。

学年があがるほど、クラブ活動や委員会活動が増え、6時間授業が増え、どんどん時間がなくなります。

もちろん宿題も学年があがるごとに増える学校も多いでしょう。

結果的に低学年や、もっといえば未就学児に有り余っていた時間はどんどん消えていきます。

未就学児や低学年の頃の数時間は高学年の数十分以上の価値があると思います。

今、まだ息子と遊びに行けているのは、未就学児からの先取りの効果が大きいと感じています。

そして、今息子と遊べる時間は、低学年より少なくても、とても貴重な時間だと思います。

息子の場合

息子は3歳から計算をはじめて、今も毎日計算をしています。

今息子は4年生ですが予習シリーズの5年下の計算をしています。

計算なんて、後でいくらでも追いつけると思う人もいますが、それほど器用な子ばかりではないと思います。

実際息子は一時期、少し難易度が高い逆算でつまづいたことがあります。

それでも、何度も教えて繰り返し解き、なんとかやり方を覚えました。

これが5年生なら、数十分でさらっとできるようになっていたとは、私にはどうしても思えません。

子供による

頭の良い子や発達の早い子は、大きくなってからさらっと習得するのが一番効率が良いのだと思います。

だけど残念ながら、息子はそこまで頭がよくありません。

また、周りで同じ塾に通う子を見ていても、やはり先取りせず自由奔放に遊んでいた子は苦戦している子が多い印象です。

あくまで私の周りで見た範囲ですが、現在の状況は、ずっと遊んでいた子より、こつこつ勉強もやってきた子のほうが良い成績をとってます。

確かに頭の良い子はいるし、途中でぐんぐん抜かしていく子もいるでしょうが、それは小さい頃、遊びから学んだのではなく、何からでも学べる子だっただけだと思います。

だから今、低学年や未就学児のお子さんの親御さんは甘い言葉に流されず、遊ぶだけじゃなくて宿題以外の勉強も少しずつ先に進めていくのが良いと思います。

そうすれば、4年生や5年生で苦しい思いをする可能性を少しでも減らせると私は思います。

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