息子の学校
息子の学校は基本的に優しくて、良い子が多いです。
だけど、全員がそうというわけではありません。
割合としては、少ないですが、暴力をふるったり、いじわるをしたり、ひどい言葉を言う子もいます。
息子のクラスにもそういう子はいて、息子にだけでなく、みんなにいじわるをするので、息子はその子のことがあまり好きではありませんでした。
苦手な生き物
息子には、ある苦手な生き物がいます。
私も苦手な生き物なので、遺伝ではないかと思っています。
昔、虫が嫌いなお母さんが、無理して子供の前では虫嫌いを隠していたそうですが、結局子供も虫嫌いになったそうです。
私も息子にその生き物の話は一切していませんでしたし、嫌いなことも言ってませんでした。
だけど息子がはじめてその生き物を見た時、本能的に泣き叫び逃げました。
もうこれはＤＮＡに組み込まれているのですらないかと思います。
そんな苦手な生き物が、野外授業の作業中に出てきて、息子は慌てふためき逃げてしまいました
すると、いつもいじわるしてくる子が、息子が途中で投げ出した作業を代わりにやってくれたそうです。
本当の姿
その日、帰ってくるなり息子は私にその話をした上で「今日の〇〇くんが、きっと本当の〇〇くんなんだよ！」と熱弁してくれました。
彼も色々大変なそうで、ストレスをかかえて、むしゃくしゃすることがあるのかもしれません。
だからいつもはいじわるするけど、本当は優しい子だという息子の見解は正しいのかもしれません。
ただ、よくあれだけいじわるされたり、嫌なことを言われてるのに、1回助けてもらっただけで良い人だと思えるって、すごいなと思いました。
優しくて人を信じる力が強いのか、ちょろくて騙されやすいタイプなのかわかりませんが、将来が少し心配でもあります。
でも、やっぱり、人を信じられる、優しい子であってほしいなと思います。
