これまでの人生
これまで、私はあまり人を羨ましいと思ったことのない人生を歩んでいました。
確かに、誰かがすごくかわいい物をもっていたり、すごく素敵な人とお付き合いしていたら、多少うらやましいと思う気持はありました。
だけど、私はその子には生まれ変われないし、自分は自分でそれなりにめぐまれてると思っていたので、人と比べることはありませんでした。
自分の人生なのだから、人と比べても意味はないし仕方ないと思っていました。
息子が生まれてから
息子が生まれてからも、それは変わりませんでした。
立つのが遅くても、おむつがはずれるのが遅くなっても気になりませんでした。
言葉だけは少し早かったので、幼児教室で息子と自分の子を比べて落ち込んでいる親御さんもいました。でも息子は苦手なことも多く、それでも本人が気にしていないようなら、私も気にしませんでした。
だけど、最近少しだけ、人のお子さんを羨む気持ちが芽生えてきてしまいました。
塾友
そのお子さんは息子も仲良しの塾友で、塾や勉強の話をよくする友達です。
ここでは書けないほど、上位の順位をとっているお子さんで、まさに努力する天才と言える子です。
身バレは嫌なので、詳しく書けませんが、その自主性と目標に向かいやりぬく力には驚かされます。
塾と家庭教師と自習だけで勉強をこなし、欲しい参考書やドリルは親に自ら申し出て買ってもらっているようです。
たまに遅くまで夢中に勉強して、親に早く寝なさいと叱られるほど、必死で取り組んでいるらしいです。
息子の場合
息子は、ふだんは、のほほんとしているのに、こだわりが強くなるとひとつの問題に「自分で解ける」「もう少しで解ける」と執着するため、先に進みません。
だから側で見ていて、きっと何も考えられていないと思うと、時間を区切ります。
スキャンもコピーは当たり前のことで、問題集や、やる問題も私が決めています。
もちろん、夜になったら目をこすって眠そうにするので、即座に寝かします。
休みの前の日は「明日は早起きして、夜まで勉強する」と言うのに、自ら早く起きたことが、ほぼないです。
だけどまだ3年生だし、休日ぐらいはゆっくり寝かせたいので、おでかけの予定がない日は寝かせています。
その塾友の一番うらやましい所は、1人で勉強をすすめてくれるところです。
確かに我が家は裕福ではなく3年生から家庭教師を雇う余裕はないですが、それでも週1回おしえたら、あとは自分ですすめてくれるのはうらやましいです。
息子は、まず教える、丸付けする、間違えた所を再度教える、その上、解いてる時は見守らなければならず、少々疲弊気味です。
人の子と自分の子を比べてはいけないのはわかっていますが、最近少し疲れているのか、その子のように、1人で勉強してくれたらなと羨ましく思ってしまいます。