社会性が身につかない | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

社会性が身につかない

本当の社会性

以前、SNSで「学校に行かないと社会性が身につかない」と言われている親御さんが、不登校の子を公園に連れて行ったら、初対面の子供たちと楽しそうに遊んでいる姿を見て、それを社会性だと誤解されいると感じるコメントを見ました。

でも、私の考える社会性は全く違います。

自立する上で必要な社会性というのは、初対面の子供とすぐ仲良くなれることだけではないと思います。

むしろ苦手な人がいても表面上うまくと取り繕ったり、少し嫌なことや面倒なことがあっても我慢できることのほうが、よほど社会に出てから必要な力だと思います。

遊んでる時は楽しい

遊んでいる時は楽しいし、初めての子なら、相手を苦手と思うことも少なく嫌なところも見えにくいと思います。

だけど、本当に大切なのはその先なのではないでしょうか?

付き合いが長くなるほど、子供同士の中で嫉妬心や劣等感、それに起因する喧嘩などもおこりやすくなります。

また思い通りにいかないことが続くとイライラしてくることもあると思います。

その気持ちを抑えて、うまくやれる方法を模索させることが、子供の社会性を育てることにつながるのではないでしょうか。

一時的に公園で初対面の子と遊んだからといって、そういった社会性が育つとは、とても思えません。

目上の人

学校には先生や上級生もいます。

そういう中で、目上の人に対する態度やマナーを学ぶこともできます。

こういった社会性も公園で同じ年頃の子供と遊ぶだけでは身に付きません。

学校

今は学校へ行かなくても別に良いという風潮が強いですが、私は学校にはなるべく行ったほうが良いと思います。

もちろん、本当に酷いいじめにあっているとか、余程の事情がある場合は、また別です。

ただ単に行くのが面倒だとか、宿題や勉強が嫌だといった理由で行かないのは良くないと思います。

一度不登校になると、子供が再登校するのは難しいと感じます。

実際、再登校できるのは4人に1人という話も聞きます。

ましてや親御さんが、学校なんていかなくても良いという考え方だと余計に子供の再登校は遠ざかります。

だからこそ、親御さんがきちんと芯を貫き、子供を導く覚悟が必要だと思います。

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