登校児を再登校へ導く人
以前「不登校児を再登校へ導く人」で、多くの不登校児を再登校へ導いた小川 涼太郎さんのことを書きました。
不登校からの再登校は4人に1人程度と言われていますが、その方は9割ほどのお子さんを再登校へ導いたそうです。
しかも、子供への直接的なアプローチはせずに、親とやりとりだけで再登校へ子供を導かれているそうです。
冷静さ
前に、その方についてSNSで、発言している人達が複数いました。
だけど否定的的な意見が多く、どれも個人的には納得のいかないものでした。
特に「前にSNSで不登校の親に向けて意見して総スカンをくらっていた人なので、相手にしないほうが良い」というような発言には、大きな疑問を感じました。
他人の意見を無視して、ただ見守りという楽な方法をとり、子供の自由にさせ続けた結果、子供は不登校のままという人達から総スカンされているということは、むしろ小川 さんは、正しい意見を言っている可能性が高いのではないでしょうか?
そして、今も普通に登校できていない子供の親達が、再登校の実績を出されている方のやり方を間違っているというのは、あまりにも滑稽だと思います。
ただ、見守るだけで変われる子はわずかだと思います。
実際、再登校できるのは4人に1人です。
再登校できない子供の親には、自分達のやり方が間違っているのではないかと、冷静に考える力を取り戻すことが必要なのではないでしょうか。
再登校のきっかけ
何が再登校のきっかけになるかはわかりません。
だけど、子供でなくとも人は楽な道を選びやすく、同じ生活を繰り返していれば、人はそれが習慣化されやすいです。
何もせず見守った結果、何の変化もないまま、取返しがつかなくなることもあります。
逆に、何が再登校のきっかけになるかわかりません。
コロナで父親が在宅勤務になり、毎日、小言を言い続けた結果、父親がうざいから学校に行くほうがマシだと、再登校するようになった子もいます。
そのお子さんのお母様は、子供を自由にし、我慢して見守っていた期間は何だったのかと、嘆かれていました。
個人の意見
私は、今の不登校の子は無理をさせず見守りましょうという風潮がとても嫌いです。
なぜなら、そのせいで一生を台無しにしてしまう子供達が大勢出てしまうと考えているからです。
人は辛いことからは逃げたいし、楽なほうに流されます。
それは当たり前のことですが、それではダメだと大人が子供に教えることが大切だと思います。
つまり親が変わらなければ、子供は変わらないのではないでしょうか。
子供を一方的に叱りつけるのではなく信頼関係を築くことは大切ですが、信頼関係を築くことと甘やかすことをごっちゃにされている方は、不登校児の親御さんに多いと感じます。
どうか子供を自由にしていたら、いつか勝手に動き出すという言葉に惑わされず、時には子供と戦う覚悟で接して欲しいです。
そうでないと、子供が大きくなってからでは、力でも勝てず、親はますます子供の言いなりになってしまう可能性があります。
そして、子供が引きこもりになってしまえば、誰も幸せにはなれないのではないでしょうか。
一度引きこもりになってから、無理矢理、外注した業者に追い出されるほうが、子供は余程辛い思いをすると思います。
どうか、甘言にまどわされず、親は動けるうちに早く動いて欲しいと願うばかりです。