春休み
今回の春休みは長期で旅行に行ったので、普段見ないような光景にも色々と遭遇しました。
外国人の旅行者の方もかなり増えたように思いますが、マナーの悪い方は少なく、むしろ日本人の方のマナーのほうが気になりました。
ちなみに見知らぬ外国人の方にバスから荷物を下ろすのを手伝ってもらうという素敵な体験もありました。
そんな旅行の中で、衝撃的な場面に出くわしました。
悪ふざけ
たぶん、息子と同じ年ぐらいに見える子がお母さんと遊びに来ていたようで、その子は悪ふざけをしていて、不注意で、とても大きな失敗をしてしまいます。
わざとではなかったのかもしれませんが、明らかにその子の過失でした。
お母さんは、普段から同じことを、何度も言い聞かせているようで、少しきつい言い方でお子さんを叱られていました。
他人の注意
すると、その親子とは、見ず知らずの年配の女性グループの1人が「あなた、子供にそんな、きつい言い方しなくてもいいでしょ」と言いました。
お母さんは謝られるかと思いきや、自分は子供をただ甘やかして、手に負えなくなったら放置するのではなく、きちんと子供を育てたいとピシッと反論されていました。
まさか反論されると思っていなかった年配女性は「ああいう子が、きっと学校でいじめをするのよ」とこそっと知り合いに耳打ちしていました。
だけど、私の見る限り、友達に悪ふざけで暴力をふるっているような子は、むしろ、きちんと躾をされず野放しにされている子が多いと感じます。
親御さんは、子供に厳しいどころか子供に甘く、子供のことは子供の責任で、自分には責任はないと考えているような方が多いです。
そのお母さんのお子さんは、きちんと謝っていましたし、反省もしているように見えました。
今回のように悪ふざけをすることで、厳しく叱られ、失敗体験を積んでいくことこそが、将来、悪ふざけをやめようと踏みとどまる力になるのではないでしょうか。
もしそこでお母さんが「ダメよ~」みたいな甘い注意の仕方をしていたら、子供は心から反省もできなかったのではないかと思います。
親の影響
子供は幼いほど、親の影響を受けます。
だからこそ、人に危害を加えることや、自分が危険なこと、物を大切にすることなど、大切なことを注意する時はある程度の厳しさも必要だと思います。
いつもニコニコしながら「ダメよ」と言うだけでは、伝わらない子もいます。
世の中には察しの良い子や、分かりの良い子もいますが、逆に何度も言ってやっと理解する子や、ある程度きつく言わないと怒ってることすら伝わらない子もいます。
言葉では怒っていても、本心では親も面白がってると誤解してしまう子もいます。
特に特性のある子の中には、人の感情を読み取るのが苦手な子もいるので、大事な場面ではある程度厳しく叱ることも大切だと思います。
子育ての責任
私も、ブログでは色々と人の子育てに文句を言っていますが、直接声をかけたことは一度もありません。
知らない人に直接声をかけることで良くも悪くも、その人の育児に影響を与えてしまう可能性があります。
そして、もう二度と会うこともないその子の育児に私は責任を持てません。
そのため「こうしたほうが、いいのにな」と思うことがあっても、何も言わず静観しています。
昔、泣いてる子供にシールをあげると泣き止むという話があったと思います。
だけど、その時、泣き止んだとしても、次に知らない人からシールをもらえるとは限りません。
そうなると、シールをもらえない子は、泣けばシールがもらえると、もっと大泣きするのではないでしょうか。
だから新幹線や飛行機など本当に親御さんや周りがどうしようもなく困っている時以外は、なるべく親御さん自身の手で解決する方法を模索するのが良いと思います。
見て見ぬふりをするのも、またその親子の対する優しさなのではないかと私は思います。