嫌いな食べ物 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

嫌いな食べ物

食べなくてもいい

前にインターネット上で、嫌いな物なんて食べなくてもいいんだから、学校だって嫌なら行かなくてもいいといった内容の意見を書かれている方を見て驚きました。

その方のお子さんは、元不登校で未だに母子登校で行き渋りもあるようでした。

その意見を見て、やはり小学生の子供が学校に適応できるかできないかは、親御さんの考え方も大きいと感じました。

前に「不登校児を再登校へ導く人」で書いた方も、子供とはやりとりせず親御さんと話して、子供に対する接し方を変えることで、多くの子供を再登校へと導かれています。

親が嫌いな物は食べなくていいし、嫌な場所には行かなくて良いという考え方では、やはり不登校になる可能性は高くなると思います。

味覚

息子は発達障害グレーで味覚も敏感です。

そして少し変わった味覚をしています。

例えば多くの人は苦みを感じないものを苦いと感じたり、子供が好きな食べ物が嫌いだったりします。

だけど、私は多くの人が普通に食べられるものについては、きちんと食べるように言っています。

逆にパクチーや辛いものなど苦手な人が多いものについては、無理して食べる必要はないと考えています。

苦手な人が多い物は周りに理解されやすいですが、多くの人が普通に食べているものは理解されにくいです。

例えばフォーを頼んでパクチーをよけるのと、野菜炒めを頼んでニンジンをよけるのでは人から見られる目も違うでしょう。

それに大人になれば仕事で会食などの場もあります。

一般的な食材については、何でも食べられるようにしておくのが、子供のためにも良いと思います。

卒業後

学生時代は嫌いなものを食べず、学校という嫌いな場所に行かなくても何とかなります。

だけど、学生時代が終わり、成人したら、どうするのでしょうか?

職場に行きたくないと引きこもることは、親にとっても、子供自身にとっても辛いことです。

だから食べられないから仕方ないではなく、少しずつ食べられる努力をすることが大切なんだと思います。

そうやって少しずつ社会に適応していくためにために、小学校があるのだと思います。

将来のことを考えるのなら、嫌いなら食べなければ良いとか、行きたくなければ行かなければ良いとは私には思えません。

今はそれが子供の幸せに見えても、将来辛い思いをするのなら、まだ親との関わりが深いうちに、社会に適応する力をつけてあげたいです。

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