算数
今年関西の最難関中学に合格されたお子さんが以前、親御さんに「算数のいきつくところは似てり問題をしっているか」だと感じたと言われていたようです。
よく考えれば当たり前のことで、算数で、全く新しい良問を作り出すことは難しいことです。
難しすぎず、簡単すぎず、受験生の〇%答えられるぐらいの問題といったしばりが出てくるとさらに難しい。
だからこれまでの問題を改良して違うように見せることはできても、全く見た事もない問題を作るのは先生側にとっても骨が折れる作業なのでしょう。
大切なのは覚えられるか
これまで色々なネットの情報をを見たり本を読んだりして感じたのは、結局、その似た問題を1回で覚えられる子が強いということだと思います。
だから最後は地頭勝負になります。
ただ地頭が良くても、一度解いて知ってる問題と、一度も見たことない問題では解ける時間が変わってきます。
そして、テスト時間は問題数や内容に対して短いことが多い。
だから初見の問題か、一度解いた問題かは大切になってくるのだと思います。
思考力
中学受験は思考力が大切と言われることが多いです。
だけど最難関のような学校を目指すのであれば、それよりも多くの問題を解き、解法パターンを深く理解し、応用できるようになることが大切だと思います。
その上で、きっと地頭の良い子同士の努力の戦いになるのだと思います。
例えば、同じ地頭の持ち主なら、努力し続けた子のほうが勝つでしょう。
それこそ、習い事もせず小学4年生から帰宅後何時間も勉強するような地頭の良い子は、合格する可能性が高いと感じます。
そして、そういう子の中には、4年生の勉強の合間の余った時間を使って、5年生の先取り学習を進めていたりします。
覚えられない
似ている問題が出てもきっと息子は1回では覚えられないし、間に合わない気がします。
今も予習シリーズの全く同じ問題を、これでもかというほど解かせています。
同じ問題でも当然1回で全問解けたことは記憶になく、幾度となく練習を重ねて、何とか自力で解けるようになっています。
息子のようなタイプは直前の模試で同じパターンの問題が出ても、解けない確率が高いでしょう。
だからこそ、地頭のみを重視する学校ではない、なるべく基本を大切にする学校を受験させたいと思っています。
とはいえ、今後ギャングエイジとなる息子が、親の言うことを素直に聞いてくれるのか一抹の不安もあります。
ちなみに今は親子で好きな学校はいくつかあり、ある程度一致しています。