ノーベル賞
たまに中学受験の話にノーベル賞の話を持ち出す人がいます。
だけど、それって何の意味があるのでしょうか?
私立中学に通う生徒は全体の7~8%ほどしかいないと言われています。
つまり残りの90%以上は公立中学に進学します。
つまりノーベル賞受賞者も公立中学出身者の可能性が当然高くなります。
それにノーベル賞を受賞するようなごく少数人数の話の場合、統計をとることも無意味に思えます。
理由
そもそも親が私立中学に子供を入れたいのは、ノーベル賞を受賞して欲しいからではありません。
中学受験すれば「うちの子はノーベル賞を受賞できる」本気で思っている方がいたら、その方はかなりの変わり者でしょう。
大半の親御さんは、中学高校と6年間過ごすのに良い環境を求めて中学受験をさせます。
どこに住んでるかで振り分けられてしまう一般的な公立中学と違い、私立中学は子供に合った学校を選べます。
また、設備面でも公立中学より充実していたり、面白い部活があったり、留学制度があったりと、学校によって様々な特色があります。
環境
小学校の低学年ぐらいまでは、まだ親にべったりの子も多いと思います。
だけ中高の6年間は、親から離れて自立する時期です。
その時にまわりに、いる友達は本当に大切になってきます。
学校の理念に賛同し、一定以上の学力を持つ子供達が集まることで、競い合い高め合うこともできるのではないでしょうか。
また、色々な地域から通う子がいるので、ある意味、近所の子が集まる公立中学よりも多様性があるち思う部分もあります。
それに学校の理念に賛同した家庭の子が集まるので、トラブルがおこる可能性も低いと思います。
大半の親は、ノーベル賞を子供にとらせたくて私立中学に入れるのではなく、良い環境で良い青春を送ってくれることを願って入れるのだと思います。
だから、中学受験の話にノーベル賞受賞者の話を持ち出すことほど、無意味なことはないと思います。