親は勉強を教えないで | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

親は勉強を教えないで

勉強

ブログやSNSを見ていると、塾のや元塾の先生が「親は中学受験の勉強を教えないで」と言う意見を書いているのをよく見かけます。

また大手塾の面談でも、そう言われている方が多いようですが、本当にそれが正しいのでしょうか?

もし、中学受験の勉強に全くついていけず、授業を聞いても理解できない子を放っておいたら、先生が何とかしてくださるのでしょうか?

だけど、SAPIXのような自習室もない塾では、先生に個人的に教えてもらえる時間なんて限られています。

二月の勝者のように出てくる塾のように、質問数に上限を設けている塾も実際にあるようですし、そのような短い時間の中で子供は本当に100%理解できるのでしょうか?

そのような状況で、下位クラスの子を親が教えず放置すれば、下位クラスの子は、ずっと下位クラスのままになってしまうと思います。

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理由を妄想してみる

これは私のただの妄想ですが「親が教えないでください」の先生の本音は、親が教えても親子喧嘩になり、子供がへそを曲げて余計勉強しなくなるから、やらないほうが良いといったことではないかと思っています。

その愚痴の電話が塾の先生のもとにかかってきたら、先生としても時間をとられ疲弊することになるでしょう。

さらに親が直接子供の勉強を見ることで、子供の勉強の出来なさを親も目の当たりにすることになることもあります。

そうなると、中学受験自体を撤退しようと考える親も出てくるでしょう。

だから「親は教えないほうが良いですし、通塾を続ければ偏差値も、そのうち上がりますよ」と、塾の先生達は、とりあえずトラブルを回避しようとするのではないでしょうか。

だって「あなたのお子さんは、このままでは偏差値上がらないし、このまま塾にきても志望校には合格できませんよ」と本音を言えば、親はきっと塾をやめさせるでしょう。

つまり「親が教えないで」は、今より状況を悪くして、退塾させないための営業トークに近いものだと私は考えています。

成績

本当に生徒のためを思って親は教えないでと言っているのなら、最低限授業にはついていけているはずだし、成績も、そこまで悪くないはずです。

でも成績が底辺の子の親に「親は教えないで」と言うだけで、何もしてくれない塾は、本当に生徒のことを考えているのでしょうか。

例えば、金銭面的に余裕があるなら、家庭教師や個別指導塾を併用するのもひとつの手段だと思います。

そういったことも勧めず、底辺のクラスの子に「このままで大丈夫だから親は教えないで」と言い続けるのは無責任なことではないでしょうか。

本当にそう思うなら、塾の授業時間外にも、生徒がわかるまで、みっちり先生が勉強を見てあげるしかないと思います。

だけど実際、大手の有名塾が出来ない子のために、そこまでしてくれることは、ほとんどないのではないでしょうか。

だから、何でも先生の言葉を信用して放置するのではなく、親も自分で調べてできることをすべきだと思います。

とにかく、業内容についていけていないのは、深刻な問題なので、その場合は親が教えるか、家庭教師や個別指導を利用すべきだと私は思います。

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